CO2を原料としてポリマー材料を生産する微生物のガス培養設備を視察しました
2025年9月9日
NEDOの「グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進/CO2からの微生物による直接ポリマー合成技術開発」において、株式会社カネカ、株式会社バッカス・バイオイノベーション、日揮ホールディングス株式会社、株式会社島津製作所の4社は二酸化炭素を原料とした生分解性ポリマー生産の事業確立を目指しています。
NEDO林理事は2025年8月28日、株式会社カネカの高砂工業所(兵庫県)に設置した200Lガス培養設備およびそれらの設備を集約したベンチ棟を視察しました。今回の視察では、CO2を原料としてポリマー材料を生産する微生物とその培養規模拡大の開発が着実に進んでいることを確認しました。また今後のパイロット規模、セミコマーシャルプラントまでの培養規模拡大や水素や酸素を使用するための安全性などの課題や社会実装を見据えた他のプロジェクトとの連携可能性について、事業者と活発な意見交換を行いました。
関連ページ:NEDOグリーンイノベーション基金事業サイト「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」
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200Lガス培養設備
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CO2を原料とした生分解性ポリマー成形品
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事業関係者一同(右から三番目がNEDO林理事)