「第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025」を開催しました
2025年10月17日
NEDOと経済産業省は、2025年10月10日、「第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025」を開催しました。会議には、約20カ国・地域から約650名(現地参加 約250名、オンライン参加 約400名)の方々にご参加いただきました。また、「第7回カーボンリサイクル産学官国際会議2025」公式サイトでは関係企業の取り組みを動画で紹介しました。
開会式では経済産業省資源エネルギー庁木原晋一資源エネルギー政策統括調整官およびNEDO斎藤保理事長による挨拶を行いました。続いて、キング・アブダラ石油研究&調査センター(KAPSARC)の気候変動・持続可能性 主席フェロー ナセル・オデ氏、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)アジア・ゼロエミッションセンター(AZEC)センター長・エネルギー政策局長 ヌキ・アギャ・ウタマ氏、国際エネルギー機関(IEA)最高エネルギー技術責任者 ティムール・ギュル氏をはじめとする国内外の政府・国際機関・研究機関等の代表者からカーボンリサイクル(CR)に対する取り組みや期待についてスピーチがありました。
会議の後半では専門家によるパネルディスカッションが行われ、「社会全体での排出抑制に繋がるCR分野での国際連携」、「2030年に向けたCR技術の方向性」、「CR市場の形成に向けたビジネスモデル」の3つのテーマについて活発な議論が行われました。「2030年に向けたCR技術の方向性」にはNEDOサーキュラーエコノミー部CR化学品・燃料チーム長の大石嘉彦もパネリストとして参加し、将来のカーボンリサイクル技術について議論を交わしました。
閉会式では、NEDO松本真太郎理事が閉会挨拶を述べ、本会議の結果を紹介するとともに、NEDOは大阪・関西万博で、支援してきた研究成果を多く展示していることや、今後もカーボンリサイクル技術の社会実装に向けて最大限取り組んでいく旨を述べました。
また、本会議と同時開催で、次世代のカーボンリサイクルを担う学生と専門家との「学生交流会」や、日本のカーボンリサイクルの技術を紹介する企業・団体等による「ポスター展示」を実施しました。
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開会挨拶をするNEDO斎藤理事長
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閣僚講演等の登壇者とNEDO斎藤理事長(右端)と松本理事(左端)
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パネルディスカッションに登壇した専門家の方々
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閉会挨拶をするNEDO松本理事
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ポスターセッション(下段)および学生交流会(上段)の様子