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横島副理事長が国内初のブルーアンモニア製造実証設備「柏崎水素パーク」の開所式に参加しました

2025年11月26日

NEDOの補助事業である「燃料アンモニア利用・生産技術開発/ブルーアンモニア製造に係る技術開発」において、株式会社INPEXは新潟県柏崎市に国内初となるブルー水素、ブルーアンモニア製造実証設備を建設しました。2025年11月21日、この設備を含む一連の施設「柏崎水素パーク」の開所式が開催され、NEDOからは横島副理事長が出席しました。

本施設では、大気への二酸化炭素(CO2)の排出を抑えたブルー水素とブルーアンモニアの製造を行う国内初の実証試験を行います。INPEXが保有する南長岡ガス田から東柏崎ガス田に既設のパイプラインを通じて天然ガスを輸送し、水素とアンモニアを製造するとともに、水素製造に伴って発生したCO2を分離・回収し、既にガス生産を終了した東柏崎ガス田の地中貯留層へ圧入します。天然ガスを原料とした水素とアンモニアの製造ならびにCO2の分離・回収を組み合わせたプロセスを構築・運転することで、大気への二酸化炭素(CO2)の排出を抑えたブルー水素とブルーアンモニアの製造技術の実証を行います。

2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」において、「脱炭素化が難しい(Hard to Abate)分野」での活用が期待される燃料として水素とアンモニアが挙げられており、その利用拡大の重要性が高まっています。NEDOは、本事業を通じて産業分野の電力・熱需要の低炭素化に取り組み、2050年のカーボンニュートラルの達成に貢献します。

関連ページ:国内初、ブルー水素、ブルーアンモニア製造実証設備が開所しました ―2050年のカーボンニュートラルの達成に貢献します―

  • CO2の地中貯留の実施と評価については、INPEXおよび独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の共同研究「天然ガス利用等における低炭素化を目的とした国内枯渇油ガス田を活用したCO2貯留可能量把握に関する実証試験」として実施しています。
  • 開所した柏崎水素パーク全景の航空写真
    開所した柏崎水素パーク全景(2025年11月撮影)
  • テープカットセレモニーの様子の写真
    テープカットセレモニーの様子
    (左から株式会社INPEX 加賀野井本部長、NEDO 横島副理事長、JH2A 佐藤会長、柏崎市 櫻井市長、資源エネルギー庁 村瀬長官、株式会社INPEX 上田代表取締役社長、新潟県 野上産業労働部長、JH2A 牧野会長、JOGMEC 髙原理事長、日揮株式会社 山口代表取締役社長)

写真提供:株式会社INPEX