ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発
事業・プロジェクト概要
スマートグリッドやクラウドコンピューティングといった流れの中、今後コンピュータが社会のあらゆる局面で活用されることが予測されますが、その実現のためには、メンテナンスの観点・低炭素化の観点から更なる機器・システムの低消費電力化が求められています。しかしながら、半導体の微細化を中心とした従来技術では機器・システムの高集積化と低消費電力化の両立が困難になってきており、新たな技術的アプローチが求められています。電源を切っても情報を保持できる次世代不揮発性素子は、この点で大きな可能性を秘めています。本プロジェクトは、不揮発性素子を用いた低消費電力システム実現のための基盤技術の確立を目指すためのものです。
本プロジェクトでは、我が国が優位性をもつ不揮発性素子に関わるハードウェア技術の高度化と併せて、不揮発性素子を用いる機器・システム等のアーキテクチャ、ソフトウェア技術、システム化技術を世界に先駆けて一体的に開発することにより、次世代センサーネットワーク、モバイル情報機器、ヘルスケア機器等のシステムにおいて低消費電力性能(電力あたりの性能)を本事業開始時と比べて10倍に向上できることを実証します。
■ノーマリーオフコンピュータの実現

■情報処理が必要なときだけ電力を消費

基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:平成23年度~平成27年度、予算総額:25.87億円 PL: 中村 宏(東京大学 教授) |
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技術・事業分野 | 情報インフラ |
プロジェクトコード | P11001 |
担当部署 | 電子・材料・ナノテクノロジー部 (TEL:044-520-5210) |
詳細資料
- 基本計画(233KB)
- 実施方針:平成27年度版(359KB)
- 実施方針:平成26年度版(432KB)
- 実施方針:平成25年度版(393KB)
- 実施方針:平成24年度版(353KB)
- 実施方針:平成23年度版(159KB)
短期的アウトカム概要(6年間の追跡調査により把握した状況)
【追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況】
- 対象企業数:3社
- 上市:0、製品化:1、研究・開発を継続中:2、中止・中断:0
最終更新日:2022年5月25日
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