戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/フィジカル空間デジタルデータ処理基盤
事業・プロジェクト概要
本事業は、内閣府が推進するSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期の12課題の一つである「フィジカル空間デジタルデータ処理基盤」を、同課題の管理法人としてNEDOが実施するものです。
第5期科学技術基本計画にて、目指すべき未来社会の姿として提唱されたSociety 5.0実現のためには、我が国の質の高い様々な現場(フィジカル空間)の情報を高度・高効率に収集・蓄積し、仮想空間(サイバー空間)と高度に融合させる連携技術(CPS:Cyber Physical Systems)の構築が必要であり、さらにリアルタイム性、制御性、超低消費電力性等に重点を置いたハードウェア技術やシステム化等、日本の強みを活かした統合技術を開発した上で、新たな共通基盤として体系化していくことが重要ですが、一方で、フィジカル空間処理の高いコストや我が国のIT人材不足が非常に深刻な問題となっています。
そこで、本研究開発においては下記を目的として事業を進めます。
- 容易にサイバー空間とフィジカル空間を連携させることが出来るエッジに重点をおいたプラットフォーム(エッジPF)を開発し社会実装することにより、フィジカル空間処理のコストを大幅に削減し、かつ我が国の中小・ベンチャー企業を含む産業界を活性化していくことを目指します。
- 同時に、日本が強みを持つ材料・デバイス技術を活かした超低消費電力IoTデバイス・革新的センサ技術の実用化及びシステム化を図ります。
- エッジに重点がおかれたCPS構築が必須な社会課題実装技術開発を行い、課題の成功事例を広く社会へ示します。
- エッジPFを自立的に維持・更新できる仕組みを構築していくことで、我が国のCPSの国際競争力の維持・拡大を目指します。
- CPS:Cyber Physical Systems(サイバー空間とフィジカル空間が密接に繋がったシステム)
主な研究開発項目は以下の通りです。
- 研究サブテーマI. IoTソリューション開発のための共通プラットフォーム 技術
- 研究サブテーマII. 超低消費電力IoTデバイス・革新的センサ技術
- 研究サブテーマIII. Society 5.0実現の為の社会実装技術
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研究体制、重点テーマ
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:2018年度~2022年度、2022年度予算:16.1億円 PD:佐相 秀幸 (東京工業大学 特任教授) |
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技術・事業分野 | 情報インフラ |
プロジェクトコード | P18014 |
担当部署 | IoT推進部 (TEL:044-520-5211) |
詳細資料
最終更新日:2023年10月23日
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