本文へジャンプ

産業DXのためのデジタルインフラ整備事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2022年度~2024年度、2023年度予算:23.5億円

新型コロナウィルス感染症対応により欧米諸国は急速にデジタル化が進展しましたが、我が国はシステムの相互連携が進まず、デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れが顕在化しています。5年後10年後の社会を見据え、企業や業種をまたいだデータ連携を円滑に行うことができるデジタル基盤の構築や、複数のシステムが連携した際のシステム全体の安全性や信頼性の向上は重要な課題です。

本事業では、そのようなデジタルインフラ整備の対象として、(1)3次元空間情報基盤、(2)次世代取引基盤、(3)システム全体の安全性確保、(4)サプライチェーンマネジメント基盤、(5)スマートビル基盤、の5つのテーマを掲げ、その社会実装に向けた技術開発や有効性検証等を実施します。

  • 5つのテーマの関係性を示した説明画像

研究開発内容

(1)3次元空間情報基盤

多様なデータ形態の空間情報を効率的かつ相互運用的に流通するため、特定の空間領域を識別するための識別子を「空間ID」として定義し、空間IDを通じてデータを連携する基盤を構築します。

(2)次世代取引基盤

効率的な取引業務の遂行、取引データを活用した新たなサービス創出を行うため、受発注、請求、決済に関わる一連の企業間取引をデジタル完結可能な取引基盤を構築します。

(3)システム全体の安全性確保

様々なシステムが複雑に相互接続した際の課題(事故の予見や原因特定が困難等)に対応するため、システム全体の安全性及び信頼性を確保するデータ連携基盤を構築します。また、複数の関係者が絡むユースケース実証を通じて、新たなガバナンスのあり方を研究します。

(4)サプライチェーンマネジメント基盤

社会課題(カーボンニュートラル等)や経済課題(サプライチェーン断絶等)が複雑化している中、その解決を支えるため、企業間でデータ共有・利活用ができるデータ流通基盤を構築します。

(5)スマートビル基盤

建物の価値を向上し、データドリブンなサービスを創出するため、ビル同士あるいはビルとIoT・AI・ロボットなどの多様なデジタルエージェント等とを連動するビルデータ基盤を構築します。

  • 空間IDがフィジカル/サイバー空間を橋渡しするイメージの画像

    空間IDがフィジカル/サイバー空間を橋渡しするイメージ

  • ドローン領域における空間IDの適用例の説明画像
    ドローン領域における空間IDの適用例

詳細情報

研究開発項目毎に研究テーマ単位の実施内容、成果物、関連情報(独立行政法人情報処理推進機構(IPA)デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)の関連成果物等)を紹介します。

(1)3次元空間情報基盤(2022年度~2024年度)

(2)次世代取引基盤(2022年度~2023年度)

(3)システム全体の安全性確保(2022年度~2024年度)

(4)サプライチェーンマネジメント基盤(2023年度~2024年度)

(5)スマートビル基盤(2023年度~2024年度)

基本情報

技術・事業分野 ネットワーク/コンピューティング
プロジェクトコード P22006
担当部署 IoT推進部 (TEL:044-520-5211)

詳細資料

最終更新日:2024年1月30日

関連ページ