量子・古典ハイブリッド技術のサイバ-・フィジカル開発事業
事業・プロジェクト概要
2022年4月に策定された「量子未来社会ビジョン」において、量子技術の研究開発・社会実装の取組を加速・強化し、我が国産業の成長機会の創出、社会課題解決等に対応することが喫緊の課題であること、量子技術はAI等の計算機科学、情報通信技術等において、従来型(古典)技術システムとも密接に関連し、これらと融合・一体化させながら取組を推進することが重要であると提言されています。
そこで本事業では、量子技術(量子inspired技術含む)とAIを組み合わせて(融合・一体化)活用した“量子・古典ハイブリッド技術”によって、生産性の向上、産業競争力の維持・向上、エネルギー需給の高度化に資するユースケース創出を目指します。
研究開発内容
研究開発項目〔1〕「量子・古典アプリケーション開発・実証」
「素材開発」、「製造」、「物流・交通」、「ネットワーク」の分野において、量子・古典ハイブリッド技術の活用によって、従来技術では解決が困難な規模や複雑さを有する事業課題を解決可能なアプリケーション“量子・古典アプリケーション”を開発し、従来技術に対する技術的優位性、および事業化することの有効性を実環境下で実証します。
研究開発項目〔2〕量子・古典最適化等に向けたライブラリ開発」
量子・古典ハイブリッド技術を活用することで、従来技術では解決困難な規模や複雑さを有する事業課題に対応可能であり、 「素材開発」、「製造」、「物流・交通」、「ネットワーク」の単一分野または複数の関連分野で共通的に使用可能なアルゴリズム等からなるライブラリ(共通ライブラリ)を開発し、有効性の評価を行います。
また、共通ライブラリが“完全性、可用性を維持して継続的な使用可能”で、ユーザーが共通ライブラリを“より効果的に利用できる”ように管理体制(基盤システム、運用など)を構築・整備します。
概要図
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:2023年度~2027年度、予算額:10.0億円(2024年度) |
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技術・事業分野 | 量子 |
プロジェクトコード | P23003 |
担当部署 | AI・ロボット部 (TEL:044-520-5241) |
詳細資料
最終更新日:2024年9月25日