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東日本大震災に関する対応について

2011年12月1日

 3月11日(金)に発生いたしました、東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 震災対応関連の情報につきまして、以下のとおりお知らせいたします。

1. 関連プロジェクト

NEDOで実施したプロジェクトが震災復興の一助となっています。
Quince
(1)「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」<1>
 開発したロボット「Quince」が福島第一原発格納容器周辺の放射線量等のモニタリング等に使用されています。
  • 【事業紹介】 戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト
アスタコ
(2)「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」<2>
 開発した双腕作業機「アスタコネオ」、解体・分別作業を効率的に行える双腕型重機が被災地に搬入され、がれき撤去に活用されています。
  • 【事業紹介】 戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト
スマートスーツ・ライト
(3)「福祉用具実用化開発推進事業」
 開発した装着型の筋力補助装置「スマートスーツ・ライト」が、被災地の生活復興支援に利用されています。
アスベスト含有建材等安全回収・処理等技術開発
(4)アスベスト含有建材等安全回収・処理等技術開発
 開発したアスベスト無害化技術を活用し、被災地のエネルギー事情に鑑み極力自立型のエネルギーで運転可能なアスベスト無害化処理プラントの実証開発を釜石市と共同で着手しました。
  • 【事業紹介】 アスベスト含有建材等安全回収・処理等技術開発
新電力ネットワークシステム実証研究
(5)宮城県仙台市におけるマイクログリッド実証事業
  「東北福祉大学 せんだんホスピタル」の常用型バックアップ電源として、350kW×2機のガスエンジン及び50kW×2機のPVが、宮城県内において全域停電の中、電力供給を行いました。
  • 【事業紹介】新電力ネットワークシステム実証研究
青森県八戸市下水処理場
(6)青森県八戸市におけるマイクログリッド実証事業
 八戸市役所本館に電気を供給していた太陽光発電が非常用発電と一緒に運転され続けて、下水処理場に電力供給を行いました。
  • 【事業紹介】新エネルギー等地域集中実証研究

2. プロジェクト公募

 NEDOで実施するプロジェクトのうち、震災で生じた課題を解決するための新たな公募等を実施しました。
 

(1)省エネルギー革新技術開発事業(電力需給緊急対策)

  東日本大震災により生じた電力需給問題の解決に貢献し、着実に導入・普及を図ることができる実証研究を支援します。  

(2)イノベーション実用化助成事業

  大規模震災への対応や振興の支援に資する技術開発に係るテーマを加点要素として公募を実施しました。

3. イベント

太陽電池工作教室
(1)太陽電池工作教室
 被災地の小学校にて新エネルギーについての説明やソーラーカーを1人1台ずつ作製する教室を開催しました。実施校は全国小学校理科研究協議会から推薦を頂き、8/30に宮城県仙台市立南光台東小学校で開催し、その後、東北地域の小学校などで10回程度開催する予定です。

4. その他

  1. 研究開発委託契約等については、対応が困難な事業者からの報告書等の提出を省略、経理検査等の簡略化を行い、また契約期間を延長する等の柔軟な対応を実施しています。
  2. 東日本大震災発生時における帰宅困難者約150名をNEDO事務所(ミューザ川崎16階/23階)において受け入れました。

最終更新日:2018年8月3日