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予告「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」に係る公募について(予告)

2020年1月24日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、以下のプロジェクトに参加する実施者を広く公募する予定です。

なお、本事業は、2020年度の政府予算に基づき実施するため、政府方針の変更等により、公募の内容や採択後の実施計画、概算払の時期等が変更される場合があります。

募集事業について

1.事業内容

(1)概要

我が国は、「第5期科学技術基本計画」(2016年1月閣議決定)においてSociety 5.0を標榜しており、SDGs等の世界規模の課題の解決に貢献するとともに、成熟社会が直面する少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少などの社会課題に対し、他国に先駆けて解決しなければなりません。これらの課題解決にはテクノロジーと社会の仕組みを連動して変革していく必要があるが、そのテクノロジーの一つとして人工知能(AI)技術に大きな期待が寄せられています。

既に実世界の様々な分野やタスクにおいてAI技術の適用が拡大されつつある一方で、社会的・経済的な影響が大きい分野・タスクにおいては、AIによる推論結果を直接的に機械制御等に活用するのではなく、人とAIがそれぞれの得意領域で役割分担して協働していく必要があります。その際には、単純に役割分担をするだけなく、人とAIが相互に作用することで、人はAIの推論から新たな気づきを得て、AIは人から知見を得ることで推論精度等を更に高めることができる、人と共に進化するAIシステムの実現が重要となります。

本プロジェクトでは上記の状況を踏まえ、以下の研究開発を委託します。

・ 「人と共に進化するAIシステムの基盤技術開発」

人とAIが相互に作用しながら共に成長し進化するシステムを構築するためには、人が AI の判断結果だけでなく、判断根拠や推論の経緯を理解し、そこから気づきや新たな知見を得られる必要があります。しかし、機械学習、特にディープラーニングは、推論過程・推論根拠がブラックボックスとなっています。このため、AIの推論根拠や過程を示し、人がAIを理解することを可能とする技術を開発します。一方で、当該システムを構築するためにはAIが人から知見を得ることで推論精度等を高めていく仕組みも構築する必要があります。そのため、データと知識の融合やAIによる人の意図理解など、人とAIが相互に理解し、学習していくための基盤技術についても開発します。

また、AIを実世界に適用するにあたって、実データの取得困難性による課題を解決するため、あわせて以下の研究開発も委託します。

・ 「容易に構築・導入できるAI技術の開発」

学習用データを十分に用意できない場合であっても、AIシステムの構築・導入を可能とする汎用性の高い学習済みモデルの構築及び利活用に係る基盤技術の開発を行います。

(2)事業期間

2020年度~2024年度

(3)公募期間

2020年2月下旬~2020年4月中旬頃(最終日正午まで)の予定

2.応募方法等

公募要領等の詳細は、公募開始日にNEDOのホームページに掲載します。

3.その他

公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。

募集要項

技術・事業分野 ロボット・AI
プロジェクトコード P20006
事業名 人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
公募開始予定日 2020年2月下旬
問い合わせ先 ロボット・AI部
担当者:仙洞田、大塚、古畑、小村
E-MAIL:project_coevo#nedo.go.jp (#を@に変えてください)

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