決定「ポスト5G情報通信システ厶基盤強化研究開発事業/生成AI開発加速に向けたデータ・生成AIの利活用に係る調査」に係る実施体制の決定について
2025年3月31日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「ポスト5G情報通信システ厶基盤強化研究開発事業/生成AI開発加速に向けたデータ・生成AIの利活用に係る調査」に係る公募を実施し、ご応募いただいた31件の提案について審査を行い、詳細資料の実施予定先一覧のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は詳細資料の採択審査委員会委員一覧の通りです。
募集事業について
1.事業内容
生成AIは、従来のAIでは不可能だった、様々な創造的な作業を人間に代わって行える可能性があることから、産業活動・国民生活に大きなインパクトを与えると考えられており、ポスト5G時代のキラーアプリケーションとしても位置づけられる。
生成AIの利活用においては、生成AI開発に重要な良質なデータが十分に存在していない、著作権やプライバシーの課題などにより、データを保有する企業等(以下、データホルダー)とAI開発者との連携が進まない、自身の業務が代替されるといった不安感がある、といった課題がある。
生成AIの開発に重要な「データ」については、そもそもデータが整備されていないことや、組織内でサイロ化しているなどの課題が存在し、生成AIの開発・利活用に不可欠なデータの利活用が進んでいない状況がある。こうした状況を解消するためにも、データ基盤にあるデータが多数の生成AI開発者に使われ、その過程でフィードバック等がなされ、さらにデータ基盤が質的・量的にリッチになっていくという、「データエコシステム」の構築が急務となっている。
また、生成AIの利活用を推進する上では、データ権利侵害や機密情報の漏洩・悪用といったリスクや、生成AIによる雇用代替が進むといった業界全体の懸念を低減するとともに、生成AIの利活用によって新たなビジネス機会を創出できることを示すことが重要である。
こうした観点から、本調査事業では、生成AIの利活用に向けた課題の解決に向けて、横展開の観点も踏まえつつ、その解決手法の仮説とその実証を通じて調査を行う。
2.実施予定先
詳細資料の実施予定先一覧のとおり。
3.事業期間
NEDOが指定する日から原則1年。
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | AI |
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プロジェクトコード | P20017 |
事業名 | ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
AI・ロボット部 生成AIチーム
担当者:遠藤、佐野、片桐、佐田
E-MAIL:post5G_koubo@ml.nedo.go.jp