本文へジャンプ

決定「ポスト5G情報通信システ厶基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発/(g6)AI用計算資源の高度化に向けた研究開発」に係る実施体制の決定について

2025年10月16日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「ポスト5G情報通信システム基盤強化事業/計算可能領域拡大のための計算基盤開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた1件の申請について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は別添1の通りです。

募集事業について

1.事業内容

第5世代移動通信システム(5G)は、現在各国で商用サービスが始まっておりますが、さらに超低遅延や多数同時接続といった機能が強化された5G(以下、「ポスト5G」)は、今後、スマート工場や自動運転といった多様な産業用途への活用が見込まれており、我が国の競争力の核となり得る技術と期待されています。

NEDOでは、ポスト5Gに対応した情報通信システム(以下、「ポスト5G情報通信システム」)の中核となる技術を開発することで、我が国のポスト5G情報通信システムの開発・製造基盤強化及びデジタル社会と脱炭素化の両立の実現を目指しています。

生成AIは、あらゆる分野で利用され、その開発や利活用等のイノベーションが社会課題の解決や国際的な競争力に直結する可能性があると考えられています。今後、生成AIの利活用が拡大するに伴い、計算需要が一層高まると予想されています。そのような状況の中、国内の計算資源の量的拡大を継続するだけでなく、省エネなどの観点も踏まえて、学習や推論など用途に応じた最適なAI半導体の選択と、その効率性や利便性の向上に資するソフトウェアの開発を進めることで、ポスト5G情報通信システムの一部としてのAI用計算資源の高度化を実現することが重要であり、これらのソフトウェアを日本国内で計算資源を提供する事業者(以下、計算資源提供者)に広く提供することで、競争力を底上げやAIの開発力・供給力の強化を図る必要があります。

これまで、計算資源の需要は基盤モデルの学習に集中していましたが、今後はアプリケーション実行時の推論への計算資源の需要も加わり、需給の逼迫が不可避な状況です。そこで、高性能化と低消費電力化を両立すべく、学習・推論など用途に応じて必要な機能を組み合わせた専用半導体の開発が進められており、今後、市場投入される多様なAI半導体を高効率に利用するニーズが見込まれています。

そこで本事業では、多様なAI半導体で構成されるテストベッド環境を構築し運用することで、用途に応じたAI用半導体の選択や高効率な利用が可能な技術の確立を目指します。

なお、今回の公募においては、以下の研究開発内容に関する応募を行いました。

  • [1]ポスト5G情報通信システムの開発/(g6)AI用計算資源の高度化に向けた研究開発(委託・助成)
  • ― 多様なAI半導体から成るテストベッド構築とその運用、性能評価のためのソフトウェアの研究・開発
  • ― 各種AI用半導体の特性を活かし、学習や推論などの用途に応じてその高効率な利用を可能にするソフトウェアの研究・開発
  • ― テストベッドなどの計算資源利用の利便性を向上するソフトウェアの研究・開発

2.実施予定先

実施予定先は別添2の通りです。

3.事業期間

研究開発開始時点から原則5年(60カ月)以内

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 情報インフラ
プロジェクトコード P25013
事業名 ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発(委託・助成)/(g6)AI用計算資源の高度化に向けた研究開発
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等

問い合わせ先

AI・ロボット部
担当者:藤本、秋元、市橋
E-MAIL:post5g_calcpf[at]ml.nedo.go.jp([at]を@に変えてください)

関連ページ