決定「バッテリー軽量化による省エネを実現するEV走行中給電技術に関する調査」に係る実施体制の決定について
2020年9月15日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、「バッテリー軽量化による省エネを実現するEV走行中給電技術に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件の提案について審査を行い、下記のとおり委託予定先を決定いたしました。
件名
バッテリー軽量化による省エネを実現するEV走行中給電技術に関する調査
事業概要
環境負荷低減を目指したEV(Electric Vehicle)などのモビリティ電動化においては、利便性を向上させるため、一充電あたりの航続距離をより延伸することが求められている。これまでの電動化の課題は、航続距離を延伸するためにバッテリー容量を増大させることであった。しかし、それに伴い重量が増加した結果、運搬に利用されるエネルギーの増大が問題となってくる。これを解決するための手段として、移動しているモビリティに給電する技術が期待されている。電動化が先行している自動車では、欧州を中心に停車中のEVに対してワイヤレスで給電する技術が市場投入され始めているが、現在ワイヤレス給電技術は複数存在するため、様々な状況をカバーできる汎用的な技術として確立するにはそれぞれの技術の得失を見極める必要がある。
これを踏まえ2019年度に実施した調査事業「モビリティへの移動中給電技術に関する動向調査」において、移動中給電技術について各モビリティ(自動車・ドローン等)に適合する技術を調査・整理し、効果的な技術開発の方向性を明確化する技術マップ取りまとめと提言を行った。また、現在開発が進んでいるレーザーを用いた光無線給電についても技術ポテンシャル・技術課題の調査を実施した。
今年度は昨年度の成果のうち、省エネルギー効果の大きいEVに絞って実用化に向け必要となる技術開発課題の明確化を行う。
委託予定先
株式会社三菱総合研究所
事業期間
2020年度
募集要項
技術・事業分野 | 省エネルギー |
---|---|
プロジェクトコード | P12004 |
事業名 | 戦略的省エネルギー技術革新プログラム (バッテリー軽量化による省エネを実現するEV走行中給電技術に関する調査) |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先 |
省エネルギー部 担当者:中原、赤城、木下、小川 FAX:044-520-5187 E-MAIL:shouene-chousa@nedo.go.jp |