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決定「化学産業において革新的省エネルギー技術として実現が期待される電化に関する調査」に係る実施体制の決定について

2021年2月5日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「化学産業において革新的省エネルギー技術として実現が期待される電化に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件の提案について審査を行い、下記のとおり実施予定先を決定いたしました。

1.件名

化学産業において革新的省エネルギー技術として実現が期待される電化に関する調査

2.事業概要

気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定を踏まえ、世界各国において長期的な温室効果ガス(GHG)削減目標に向けた検討が実施されており、我が国においても各産業の低炭素化対策が必要となっている。また、日本政府の第5次エネルギー基本計画では、脱炭素化へのアプローチとして現状、化石燃料に大きく依存している熱システムと輸送システムの電化を掲げており、化石燃料を使用しているプロセスや機器のエネルギー源の電気への置き換え、または、電気を使ったまったく新しいプロセス・機器の導入が求められている。

全製造業のエネルギー消費量40%を占める我が国の化学産業(2016年、石油石炭製品を含む)においても、一般に化石燃料をエネルギー源として製品製造を行っており、この化石燃料を再生可能エネルギーによる電気に変えることで大きな省エネルギー効果が期待される。従って、このような化学産業における電化は革新的省エネルギー技術として重要であると思われる。

本調査は、国内における脱炭素化・省エネルギー化に向けた産業電化の現状及び将来性を調査し整理すると共に、特に石油精製・石油化学を中心とする化学産業における電化に関し、先んじて動きが活発化しつつある欧米での動向調査・キーテクノロジーの抽出、日本国内における状況・将来性調査を行い、日本の化学産業における電化の戦略を構築しNEDOが行うべき施策の検討に結び付けるものである。

3.実施予定先

株式会社三菱総合研究所

4.事業期間

2020年度~2021年度

募集要項

技術・事業分野 省エネルギー
プロジェクトコード P12004
事業名 戦略的省エネルギー技術革新プログラム (化学産業において⾰新的省エネルギー技術として実現が期待される電化に関する調査)
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)
問い合わせ先 省エネルギー部
担当者:二上、高橋(優)、橋本、小橋
E-MAIL:shouene-chousa@nedo.go.jp

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