本文へジャンプ

本公募「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」に係る公募について

2021年10月15日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集します。本件について受託を希望する方は、下記に基づきご応募ください。

更新情報
2021年11月29日 【期間延長】提案書類の提出期限について、2021年12月9日(木)正午まで延長いたしました。なお、既に提案書を提出済みであっても、期間内に再提出することができます。
​2021年11月11日 【資料の更新】「本公募に関するQ&A」を更新しました。
2021年10月29日 【資料の更新】10月26日開催の公募説明会資料を掲載しました。

募集事業について

1.事業内容

(1)概要

本事業では、2050年カーボンニュートラルの目標達成に向け、CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発に係る、以下の事業に取り組みます。

【研究開発項目1】ナフサ分解炉の高度化技術の開発

2030年までにアンモニア(水素)等 CO2 フリー熱源でナフサを熱分解するバーナー及び炉を開発し、エチレン、プロピレン等基礎化学品の収率や製造時の消費エネルギーを現行のナフサ分解炉と同程度にする技術を実現。数万トン/年スケール試験炉で現行と同程度の製造コストの実現を見通す。

【研究開発項目2】廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発

2030年までに廃プラスチックや廃ゴム等からエチレンやプロピレン、ブタジエン等の基礎化学品を収率60~80%で製造し、製造時に排出されるCO2をそれぞれ0.8、1.2kg-CO2/kg-オレフィン以下にする技術を確立。数千~数万トン/年スケールの実証で、現行ケミカルリサイクルプラスチックと比べて製造コスト2割減を目指す。

【研究開発項目3】CO2からの機能性化学品製造技術の開発

2030年までにポリカーボネートやポリウレタン等の機能性を向上させ、ホスゲン等の有毒原料を不要とすることで有毒原料製造時のCO2排出量を削減し、更に0.3kg-CO2/kg以上のCO2を原料化できる技術を実現。数百~数千トン/年スケールの実証で、既製品と同価格を目指す。(※目的物によって異なる。)

【研究開発項目4】アルコール類からの化学品製造技術の開発

2030年までに、以下の効率・耐久性を有するアルコール類からの化学品製造技術の確立を目指す。

  • 研究開発内容〔1〕グリーン水素(人工光合成)等からの化学原料製造技術の開発・実証
    変換効率 10%以上の光触媒を開発し、人工光合成の数ヘクタール規模実証によって水素製造コスト 30 円/Nm3以下の見通しを得る。
  • 研究開発内容〔2〕メタノール、エタノール等からの基礎化学品製造技術の開発・実証
    水素と CO2 からアルコール類等を経由してエチレン、プロピレン等の基礎化学品を収率80~90%で製造し、製造時に排出する CO2 をゼロにする技術を確立した上で、数千~数万トン/年スケールの実証により、耐久性1万時間以上、現行 MTO 等と比べて製造コスト2割減を実現する。

(2)事業期間

【研究開発項目1】ナフサ分解炉の高度化技術の開発

2021年度から2030年度まで最大10年間を想定。

【研究開発項目2】廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発

2021年度から2030年度まで最大10年間を想定。

【研究開発項目3】CO2からの機能性化学品製造技術の開発

2021年度から2028年度までの最大8年間を想定。

【研究開発項目4】アルコール類からの化学品製造技術の開発

研究開発内容〔1〕については2021年度から2030年度まで最大10年間、研究開発内容〔2〕については2021年度から2028年度までの最大8年間を想定。

但し、各研究開発項目についてはステージゲートを設定し、事業の進捗、社会実装の見込みを踏まえて、継続可否を判断する。そのため、当初に委託・交付決定する期間は直近のステージゲート実施時期までとする。

2.説明会

当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会をオンラインにて開催します。説明は日本語で行います。応募に当たってオンライン公募説明会への参加は必須ではありませんが、参加されることを推奨します。

説明会参加にあたっては、2021年10月22日(金)正午までに登録フォームからお申し込みください。

<説明会の日時、会場>

日時:
2021年10月26日(火)13時30分―15時00分
会場:
オンライン開催(URLは参加者登録メールアドレスへご連絡差し上げます)

<参加申込方法>

申込期限:
2021年10月22日(金)正午まで
申込先:
別ウィンドウが開きます 登録フォーム

3.応募方法等

本ページ最下の資料欄から必要な書類をダウンロードし、必ず受付期間内に次のWeb入力フォームから必要情報の入力と提案書類及び関連資料のアップロードを行ってください。その他の方法(持参・郵送・FAX・メール等)による応募は受け付けません。提出期限直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出してください。

  • 受付期間:2021年10月15日(金)~2021年12月9日(木)正午
  • Web入力フォーム
  • 委託事業:契約約款はサイト内リンク こちらをご参照ください。
  • なお、特別約款はサイト内リンク こちらをご参照ください。
  • 助成事業:交付規程・様式はサイト内リンク こちらをご参照ください。

e-Rad

府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。

別ウィンドウで開きますe-Rad ポータルサイト

なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。

e-Radへの登録に関するヘルプデスク
電話番号: 0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
受付時間: 午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)

4.その他

公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。

NEDOでは、NEDO事業に関する業務改善アンケートを常に受け付けています。ご意見のある方は、サイト内リンク NEDOの事業・支援制度をご利用の方にアクセスいただき、「7. NEDO事業に関する業務改善アンケート」からご意見お寄せいただければ幸いです。なお、内容については、本プロジェクトに限りません。

 

資料

募集要項

技術・事業分野 材料・部材
プロジェクトコード P21021
事業名 グリーンイノベーション基金事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
公募期間 2021年10月15日~2021年12月09日
問い合わせ先 材料・ナノテクノロジー部
担当者:尾畑、内山、山田(浩)、西原、結城、奥、三井、鎌田、伊藤(智)、田中(隆)
E-MAIL:gi_cr_plastic@nedo.go.jp

関連ページ