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予告「カーボンリサイクル・火力発電の脱炭素化技術等国際協力事業/カーボンリサイクル・火力発電の脱炭素化技術等に係る調査/環境配慮型コンクリートの環境価値に関わる調査」に係る公募について(予告)

2025年7月15日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く応募する予定です。なお、政府方針の変更等により、公募の内容や採択後の実施計画、概算払の時期等が変更されることがあります。

対象者、開始予定日など公募概要はこちら

募集事業について

1.事業内容

(1)概要

CO2を削減・吸収・固定したコンクリート(以下、環境配慮型コンクリート)は、CO2の鉱物化による安定化メカニズムと幅広いインフラ構造物へのキャパシティの大きさから、期待されるカーボンリサイクル材料の一つです。

この環境配慮型コンクリートについては、「GX2040ビジョン(令和7年2月閣議決定)」において、2030年頃までに新たな製造技術の確立やCO2固定量の評価手法についてのJIS/ISO化を推進するとともに、CO2の地産地消を想定したCO2サプライチェーンの構築を検討するとしています。また、CO2吸収量について、温室効果ガスインベントリへの反映やJ-クレジット方法論の検討も進めるとしています。

環境配慮型コンクリートの社会実装を促進していくためには、J-クレジットなど環境価値を商取引に反映させる仕組みづくりを行う必要があります。他方、コンクリート製品のサプライチェーンには多くの企業が参加しており、CO2排出者とCO2利用者の間にも多くの事業者が介在するところ、CO2固定型コンクリートで創出した環境価値の受益者についての検討が不十分な状況です。国際的な動向についてみると、EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)において2026年1月からこの制度に基づく炭素コストの支払いが義務化されるなど、環境価値に関わる動きが活発化しつつあります。

本調査では、環境負荷低減コンクリートに関わる現在および将来のサプライチェーン(需給動向など)と環境価値に関する動向を国や地域ごとに調査し、整理します。また、GX2040ビジョン、地球温暖化対策計画、J-クレジット制度に基づく政策的方向性を踏まえた環境配慮型コンクリートの環境価値創出に向けた課題と展望を明らかにします。

(2)事業期間

2025年度

(3)公募期間(予定)

2025年7月下旬から2週間程度の予定です。

2.応募方法等

応募方法については、公募開始日に詳細として公募要領等をNEDOホームページに掲載しますのでご確認ください。

3.その他

公募情報に関するお知らせはNEDO公式X(旧Twitter)にて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。

募集要項

技術・事業分野 カーボンリサイクル​
プロジェクトコード P22001
事業名 カーボンリサイクル・火力発電の脱炭素化技術等国際協力事業/カーボンリサイクル・火力発電の脱炭素化技術等に係る調査/環境配慮型コンクリートの環境価値に関わる調査
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)
公募開始予定日 2025年7月下旬

問い合わせ先

サーキュラーエコノミー部 CCUS国際チーム
担当者:渡邊、佐藤、讃岐(E-MAILは下記のアドレスの[*]を@に変えて使用ください。)
E-MAIL:Int-co25*ml.nedo.go.jp

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