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本公募「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/液体燃料へのCO2利用技術開発/先進的な合成燃料製造技術の実用化に向けた研究開発」に係る公募について

2025年1月30日

NEDOは、下記事業の実施者を一般に広く募集いたしますので、本件について受託を希望する方は、下記に基づき、ご応募ください。

募集事業について

1.事業内容

(1)概要

NEDOでは2020-24年度の期間で、「次世代FT(Fischer-Tropsch)反応と液体合成燃料一貫製造プロセスに関する研究開発」を実施しており、この中でCO2を原料に再エネ由来の水素や電力と合成技術を組み合わせることで、化石燃料を代替可能な合成燃料を高効率に製造する研究開発に取り組んでおり、実験室レベルでの基盤・要素技術の確立を目指し、[1]次世代FT反応の研究開発、[2]再エネ由来電力を利用した液体合成燃料製造プロセスの研究開発、[3]SOEC共電解実用化の研究開発の3つの研究開発項目を実施してまいりました。

今般NEDOでは、この第1期基礎研究事業を踏まえた次のステップとして、早期の社会実装に繋がる、より製造・エネルギー効率に優れた先進的製造技術の確立を目的として、第2期要素研究事業の公募を行うこととしております。

第2期(2025-29年度)では、更に高効率に電解技術等で合成ガスを製造、FT合成により、狙った合成燃料への転換技術を確立します。第1期の10kW級一貫製造プロセスベンチ試験機(製造効率50%)を踏まえ、第2期ではよりスケールアップした電解モジュールを製作、これと次世代FT反応技術等を組み合わせた先進的一貫製造プロセスで、再エネ変動環境での安定運転および製造効率60%以上に目途を付けることを目指しております。また同時に、本技術により製造される合成燃料の普及に向け、品質評価や規格化に向けた提案を行います。

【想定される研究開発要素】

先進的な合成燃料製造技術の確立を目指し、例として以下の様な取組を行うことを想定しております(これ以外を除外するものではありません):

  • 1)高効率な合成ガス製造技術の開発
    少ないエネルギーで効率的に原料から合成ガスを製造する技術を確立させる
  • 2)合成ガスから液体燃料への転換技術の開発
    1)において製造した合成ガスをFT反応等によって狙った液体燃料へ高効率で転換させる技術を確立させる
  • 3)一貫製造プロセス実証
    1)及び2)のプロセスをモデルプラントで実証し、一貫製造技術を確立させる
  • 4)合成燃料品質規格・認証等
    1)~3)を通して製造された合成燃料の品質評価や規格化に向けた提案を行う
【実用化・事業化の考え方とアウトカム・アウトプット目標の設定】

本事業における先進的な合成燃料製造技術の確立によって、合成燃料の課題として挙げられる製造コストの低減が可能となります。また将来の合成燃料需要に応じてCO2排出量の削減と、製造コストの中で最も大きな比率を占めるグリーン水素製造に係る再エネ由来電力量の削減が期待できます。提案書の中では、実用化・事業化の際のアウトカム目標として、具体的・定量的なCO2や電力の削減量を、その前提・根拠と共に示していただきます。

またアウトプット目標として、具体的・定量的に中間・最終での指標・目標をその前提と根拠と共に示していただきます。

更に、提案書では具体的な事業化シナリオと、その過程における技術やビジネス、周辺環境等の現状や進捗見込みを示していただきます。

(2)事業期間(予定)

2025年度から2029年度まで(5年間)

2.説明会

当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会を次の日程で開催いたします。説明は日本語で行います。

出席希望の企業等は、所属機関名、出席者氏名、出席者の連絡先(TEL及びE-mailアドレス)を2025年2月4日(火)17時までにE-mailで下記の問い合わせ先まで御連絡ください。(様式は問いません)

  • 日時:2025年2月7日(金)14時~15時(日本標準時)
  • 方法:Microsoft TeamsによるWeb会議。出席希望メールへの返信で会議のURLをご連絡します。

3.応募方法等

本ページ最下の資料欄から必要な書類をダウンロードし、必ず受付期間内に以下のWeb入力フォームから必要情報の入力と提案書類のアップロードを行ってください。他の提出方法(持参・郵送・FAX又はE-mail等)による提出は、原則受け付けません。提出期限直前はサーバーが混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出してください。

  • 受付期間:2025年1月30日(木)~2025年2月28日(金)正午アップロード完了
  • 提出先:Web入力フォーム

なお、委託事業には、業務委託契約標準契約書を適用します。契約約款はこちらをご参照ください。

助成事業には、課題設定型産業技術開発費助成金交付規程を適用します。交付規程はこちらをご参照ください。

e-Rad

府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。

新規タブで開くe-Rad ポータルサイト

なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。

e-Radへの登録に関するヘルプデスク
電話番号:0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
受付時間:午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)

4.その他

公募情報に関するお知らせはNEDO公式X(旧Twitter)にて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。

資料

募集要項

技術・事業分野 カーボンリサイクル​
プロジェクトコード P16002
事業名 カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/液体燃料へのCO2利用技術開発/先進的な合成燃料製造技術の実用化に向けた研究開発
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
公募期間 2025年01月30日~2025年02月28日

問い合わせ先

サーキュラーエコノミー部 カーボンリサイクルユニット
担当者:加美山、渡邊、西山、吉田(E-MAILは下記アドレスの[#]を@に変えて使用してください)
E-MAIL:efuel_2024#ml.nedo.go.jp

契約手続きについて

委託事業・補助・助成事業の契約手続きに関する情報を掲載しています。

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