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決定「CCUS研究開発・実証関連事業/CO2分離回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発」に係る実施体制の決定について

2022年1月5日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「CCUS研究開発・実証関連事業/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発」に係る公募を実施し、ご提案いただいた4件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。

1.件名

CCUS研究開発・実証関連事業/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発

2.事業概要

大気へのCO2排出を抑制するため、各種産業等の排ガスからCO2を分離・回収し、そのCO2を利用するカーボンリサイクルの取り組みが進められるなか、CO2分離・回収に係る設備・運転コスト及び所要エネルギーの削減が重要となっています。経済産業省が策定している「カーボンリサイクル技術ロードマップ」(2021年7月改訂)においては、CO2分離・回収技術の一つとして、ゼオライト膜、炭素膜、有機膜など分離機能を持つ薄膜を利用し、その透過選択性を利用して混合ガスの中からCO2を分離する膜分離法があげられました。

本事業では、火力発電・化学産業・セメント産業・鉄鋼産業等の工程ガス・排気ガスにおいて、CO2濃度が10%を超えるガスを対象としたCO2分離膜技術について開発を行います。具体的には、分離膜材料が持つ特長を活用したCO2分離システムの利用環境を想定したうえで、CO2分離膜の選択性、透過性、耐久性の向上に係る材料開発とプロセスの最適化(熱、物質、動力、容量等)に関する技術課題に取り組みます。これにより、CO2排出源および用途に適合した省エネルギー・低コストとなるCO2膜分離法のシステム構築を行います。

3.採択テーマと実施予定先

「高温・不純物耐久性CO2分離膜及び分離回収技術の研究開発」(東レ株式会社)

「革新的CO2分離膜モジュールによる効率的CO2分離回収プロセスの研究開発」(国立大学法人九州大学、国立大学法人東京工業大学、東ソー株式会社)

「高性能CO2分離膜モジュールを用いたCO2/H2膜分離システムの研究開発」(次世代型膜モジュール技術研究組合)

4.事業期間

2021年度~2023年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 次世代火力・CCUS
プロジェクトコード P18006
事業名 CCUS研究開発・実証関連事業/CO2分離回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム
問い合わせ先 環境部 次世代火力・CCUSグループ
担当者:福原、山田、布川
FAX:FAX:044-520-5253
E-MAIL:E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp

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