決定「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築・微細藻類基盤技術開発」に係る実施体制の決定について
2020年10月5日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築・微細藻類基盤技術開発」に係る公募を実施し、ご提案いただいた8件の提案について外部有識者による採択審査及びNEDO内の審査を経て、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は、別紙2のとおりです。
募集事業について
1.件名
[1] 実証を通じたサプライチェーンモデルの構築
[2] 微細藻類基盤技術開発
2.事業概要
2030年頃のバイオジェット燃料生産に係る確実な市場形成および社会実装に資するため、NEDOでは、下記の事業をそれぞれ実施します。
- [1] 実証を通じたサプライチェーンモデルの構築(助成事業)
- 想定する将来の製造規模を技術的に実現し得る純バイオジェット製造技術を軸に、原料調達、純バイオジェット燃料生産、ジェット燃料との混合、利用先施設への供給まで、将来の事業化を見据えた規模での実証等を通じたサプライチェーンモデルの構築に助成します。
- [2] 微細藻類基盤技術開発
- [2-1] 微細藻類基盤技術実証(委託事業 但し2023年度以降は助成事業
- バイオジェット燃料の原料でもあり、カーボンリサイクル技術の一つである微細藻類について、微細藻類に係る安定大量培養技術を確立すべく、実用化を行う際の1ユニット単位となる規模での実証事業を行います。
- [2-2] 微細藻類研究拠点における基盤技術開発(委託事業)
- 2019年9月に開催されたカーボンリサイクル産学官国際会議において、経済産業省より「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」(1.相互交流の推進、2.実証研究拠点の整備、3.国際共同研究の推進)に取り組むことが示され、実証研究拠点として広島県大崎上島町が挙げられました。広島県大崎上島町において、様々な条件下での藻類種ごとの実証データ取得が可能なテストベッドを含む研究拠点を整備し、商用化にあたっての課題の解決や培養工程でのCO2利用効率を向上させるための手法の検討等を行います。
3.実施予定先
別紙1のとおり。
4.実施期間
2020年度~2024年度(最長)
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | バイオマス |
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プロジェクトコード | P17005 |
事業名 | バイオジェット燃料生産技術開発事業 (実証を通じたサプライチェーンモデルの構築、微細藻類基盤技術開発) |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成)、実証事業(フィールドテスト) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム、地方公共団体 |
問い合わせ先
新エネルギー部 バイオマスグループ
担当者:古川、中森、吉田、柴原、木邑、小林
FAX:044-520-5276
E-MAIL:nedo.biofuel@ml.nedo.go.jp