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バイオジェット燃料生産技術開発事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2017年度~2024年度、予算額:51.8億円(2023年度)

長期的には今後の拡大が見込まれる航空需要予測を背景に、二酸化炭素排出削減による地球温暖化抑止対策が国際民間航空機関(ICAO)をはじめとした航空業界における喫緊の課題となっている中、それらの対応策の一つとして、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の導入による解決が必要不可欠な手段の一つとして位置づけられている。

本事業では、SAF製造技術を2030年頃までに実用化し、利用促進・普及を通じて、2030年以降の更なる航空分野における二酸化炭素等の温室効果ガス排出量を削減するため、HEFA技術やガス化・FT合成技術、ATJ技術、微細藻類培養技術や社会実装の観点から重要と判断される他技術等のSAF製造技術開発を行い、2030年頃までに商用化が見込まれる製造プロセスを確立する。

  • 原料調達からニートSAF製造、混合/空港供給に至るまでのSAFのサプライチェーンを表したイメージ図
    SAFのサプライチェーンを表したイメージ図
  • 微細藻類カーボンリサイクル技術の流れを表したイメージ図
    微細藻類カーボンリサイクル技術の流れを表したイメージ図

研究開発内容

(1)一貫製造プロセスに関するパイロットスケール試験

本事業では、これまで培われた要素技術を組み合わせつつ、化石エネルギー収支や温室効果ガス削減にかかる環境性の確保に加え、経済性を具備した一貫製造プロセスの工業化システムの実現が必須となる。この基本技術を確立させるべく、パイロットフェーズでの検証試験を行う。

(2)実証を通じたサプライチェーンモデルの構築

想定する将来の製造規模を技術的に実現し得るSAF製造技術をさらに拡幅、将来の事業化を見据えた規模でのSAF製造および供給に係る空港納入までのサプライチェーン構築に向けた、各プロセスにおける実証技術開発(部分実証を含む)を実施し、SAF製造に伴い併産されるバイオ燃料などの副生物の利活用も含めたサプライチェーンの確立を加速して、2030年頃の確実な事業化の実現に資する。

(3)微細藻類基盤技術開発

ニートSAF(ASTM D7566 規格準拠)の製造および二酸化炭素吸収を主眼に微細藻種の選定、育種や多様な培養方法について将来の商用化を検討するのに十分な規模での大量培養技術を実証し、事業化における必要性に応じ副製品製造も組み合わせたカーボンリサイクル技術を確立する。

(4)技術動向調査

今後のバイオ燃料の早期市場形成、サプライチェーン構築に資するため、国内外の最新技術開発状況、将来の市場形成のための業界動向調査を行う。

プロジェクトマネージャー

矢野 貴久 主任研究員

アウトカム目標

本事業によりバイオジェット燃料の市場形成を支援、促進することにより、2030年頃に、バイオジェット燃料製造技術の実用化を実現することで、ジェット燃料の使用に起因する温室効果ガス排出量の削減に貢献する。

アウトプット目標

ガス化・FT合成技術や微細藻類培養技術、ATJ技術等のバイオジェット燃料製造技術開発を行い、2030年頃までに商用化が見込まれる製造プロセスを確立する。

プロジェクト線表

  • プロジェクトの工程管理表の図

基本情報

技術・事業分野 バイオマス
プロジェクトコード P17005
担当部署 新エネルギー部 (TEL:044-520-5270)

詳細資料

最終更新日:2024年2月13日

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