決定「耐腐食性を有しかつスケール成長を低減した熱交換システムに関する実現可能性調査」に係る実施体制の決定について
2020年6月26日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「耐腐食性を有しかつスケール成長を低減した熱交換システムに関する実現可能性調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
耐腐食性を有しかつスケール成長を低減した熱交換システムに関する実現可能性調査
2.事業概要
バイナリー発電や熱水供給においては、通常、熱交換器が使用されていますが、スケール付着による熱効率の低下や、頻繁なメンテナンスが、利用率低下や修繕費の増加を招き、地熱発電事業等の採算性悪化の主たる原因となっています。
一方、NEDOでは、超臨界地熱発電に係る技術開発を実施していますが、当該技術開発における検討の中で、腐食性のある酸性流体の蒸気をタービンに直接送り発電する方式(直接方式)とともに、熱交換器を使用したシステム(間接方式)も選択肢の一つとして取り上げています。間接方式において重要になるのは、耐食性に優れかつコスト的にも成立する熱交換器であり、その実現が課題となっています。
そこで、本調査では、耐食性を有しかつスケール成長を低減した革新的熱交換システムについて調査し、その実現可能性を検討します。
3.実施予定先
国立大学法人東京海洋大学、株式会社ゼネシス、国立研究開発法人産業技術総合研究所
4.事業期間
2020年度
募集要項
技術・事業分野 | 熱利用 |
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プロジェクトコード | P13009 |
事業名 | 地熱発電技術研究開発 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
新エネルギー部 熱利用グループ
担当者:和田、丸内
FAX:044-520-5276
E-MAIL:thermalgroup@ml.nedo.go.jp
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