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決定「超臨界地熱流体の特性に関する調査」に係る実施体制の決定について

2022年9月1日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、「超臨界地熱流体の特性に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

1.件名

超臨界地熱流体の特性に関する調査

2.事業概要

第6次エネルギー基本計画では、「2050年のカーボンニュートラルの実現」に向け、超臨界地熱発電等の次世代型の地熱発電技術の重要性が指摘されています。超臨界地熱発電は、火山地帯の地下深部(深度約3~5km)にある超臨界状態(温度374℃、圧力22MPa以上)の地熱流体を使用することから、従来型の地熱発電よりも大規模な発電出力が得られ、地熱発電のさらなる導入拡大に貢献すると期待されています。

現在NEDOでは、超臨界地熱発電の実現に向け、地熱資源ポテンシャルの高い4地域(八幡平、葛根田、湯沢南部、九重)において、資源量評価や経済性評価の研究開発を実施しています。このうち資源量評価については、貯留層の位置・形状の把握に加えて、地熱流体の特性を理解しておく必要がありますが、地熱流体の起源、生成過程、量などに関わる知見は十分に蓄積されていないのが現状です。

そこで本調査では、4地域での地熱資源量評価に資する各地域で推定される超臨界地熱流体の特性(起源、生成過程、量など)の把握に向けた調査を行います。

3.実施予定先

国立研究開発法人産業技術総合研究所

4.事業期間(予定)

2022~2023年度

募集要項

技術・事業分野 熱利用
プロジェクトコード P21001
事業名 地熱発電導入拡大研究開発
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム
問い合わせ先 新エネルギー部 熱利用グループ
担当者:石川、長谷川
E-MAIL:thermalgroup@ml.nedo.go.jp

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