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決定2025年度「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業」に係る実施体制の決定について

2025年5月21日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業」に係る公募を実施し、研究開発項目[1]に5件、研究開発項目[2]に3件、研究開発項目[3]に4件の提案がありました。いただいた提案について審査を行い、別紙1のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は、別紙2のとおりです。

募集事業について

1.件名

木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業

2.事業概要

バイオマスエネルギーの利用拡大を推進し、木質バイオマス燃料に係る事業の持続性に資するためには、国産木質バイオマス燃料の資源量拡大、燃料の安定供給確保、発電コストの低減、地域との共生が必要です。特に、木質バイオマス発電については、燃料の安定的・効率的な供給・利用システムが発展途上であり、森林・林業と発電事業等が持続可能な形で共生する商慣行が定着していないという課題があります。本事業では、森林・林業等と持続可能な形で共生する木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システムの構築、商慣行定着を目指して、下記の事業を実施します。

研究開発項目[1]

新たな燃料ポテンシャル(早生樹等)を開拓・利用可能とする“エネルギーの森”実証事業(助成事業)

  1. 既に早生樹等(広葉樹を含む、以下同様)の造林に取り組んでおり、一定の基礎データを有する事業者を対象に、早生樹等の活用拡大に向けた研究開発を加速する実証事業です。
  2. 早生樹等の造林・伐採に係るコストの削減に資する要素技術(機械装置、資材等)を研究開発する実証事業です。

研究開発項目[2]

木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業(助成事業)

国産木質バイオマス燃料の生産システム全体の安定化・効率化に資するべく、チップ、ペレットの製造・輸送につき研究開発する実証事業です。

研究開発項目[3]

木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の品質規格の策定委託事業(委託事業)

『早生樹等による燃料用国産木質バイオマス生産・供給に係る技術指針・導入要件の策定に関する調査』として、国産木質バイオマス燃料の利用拡大に向け、早生樹等の造林やチップ、ペレットの製造、輸送に関する先行事例の知見を取りまとめ、技術指針となる手引きを作成する調査委託事業です。

3.事業期間(予定)

2025年度から2027年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 バイオマス燃料開発
プロジェクトコード P21002
事業名 木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)、実証事業(フィールドテスト)、普及啓発事業、調査等
対象者 企業(団体等を含む)、大学等、地方公共団体

問い合わせ先

再生可能エネルギー部 バイオマスユニット
担当者:矢野、清水、高橋、二木
E-MAIL:bio-forest@ml.nedo.go.jp

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