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木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業

事業・プロジェクト概要

実施期間:2021年度~2028年度、予算額:7.4億円(2023年度)

木質バイオマスエネルギーの利用拡大に向けては、燃料の安定的・効率的な供給・利用システムが発展途上であり、森林・林業と発電事業等が持続可能な形で共生する商慣行が定着していないという課題がある。

このために、「新たな燃料ポテンシャル(早生樹等)を開拓・利用可能とする“エネルギーの森”実証事業」、「木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業」、「木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の品質規格の策定委託事業」を実施する。

これにより、エネルギーの安定供給に加えて、地域に根付く前向きな取組を後押し、森林・林業等と持続可能な形で共生する木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システムの構築を加速し、木質バイオマスエネルギーの利用拡大に資する。

  • 事業概要図

    事業概要図

研究開発内容

研究開発項目〔1〕「新たな燃料ポテンシャル(早生樹等)を開拓・利用可能とする“エネルギーの森”実証事業」

バイオマスのエネルギー利用促進のためには、木質バイオマスの活用は重要である。木質バイオマスの中でも、〔1〕針葉樹、〔2〕広葉樹は植生が大きく異なることから、それぞれの課題に応じた対策を講じていく必要がある。具体的な研究内容としては、早生樹等の活用拡大に向け、育林に適した樹木を選定の上、日本の気候区分6つ(亜寒帯(北部及び南部)、温帯東日本(日本海側及び太平洋側)、温帯西日本、内陸性気候)毎に、地域に適した植林・育林・伐採・搬出方法の選定を行う。例えば、皆伐、下刈り回数の低減、自然萌芽利用によるコスト低減など、生産システム最適化に向けた実証を行う。また、必要に応じて、課題の抽出および検証等に関する事業の実施を検討する。

研究開発項目〔2〕「木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業」

森林・林業とバイオマス発電事業が持続可能な形で共生する木質バイオマス燃料の安定的・効率的な供給・利用システムの構築に向けた取組を加速する。また、必要に応じて、課題の抽出および検証等に関する事業の実施を検討する。

研究開発項目〔3〕「木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の品質規格の策定委託事業」

委託事業にて実施する。具体的には、木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の水分量、サイズ、灰分濃度等の品質規格を策定する事等により、市場取引の活性化や発電効率の向上等を図る。

研究開発項目1の”エネルギーの森”実証事業で説明している日本の気候区分6つを表した日本地図“エネルギーの森”実証事業の気候区分

プロジェクトマネージャー

矢野 貴久 主任研究員

アウトカム目標

  • 燃料材の資源量増加:
  • 2028年度(目標中間年度)に5万絶乾トン/年、2032年度(目標最終年度)に11万絶乾トン/年の増加
  • 燃料材のコスト低減:
  • 育林費、労務費、生産費、輸送費等の全体最適化に伴う低減により、燃料材の取引価格として2032年度に現状から3割低減
  • 燃料材の品質安定化および市場取引の活性化:
  • 燃料品質を統一的に評価する仕組みを構築・普及することにより、2032年度に水分量が燃料価格に反映できるなどの品質規格と価格が紐付けられた、適切な取引慣行が奨励されていること、具体的には策定した規格が2つの業界団体から推奨されること

アウトプット目標

  • 6つの日本の気候区分毎に、樹種等による違いを考慮した実証が実施可能となるように採択する。
  • 工程(製造・輸送)および燃料形態(チップ・ペレット)毎に1件以上採択する。
  • 品質規格を2件策定する。

プロジェクト線表

  • プロジェクトの工程管理表の図

基本情報

技術・事業分野 バイオマス
プロジェクトコード P21002
担当部署 新エネルギー部 (TEL:044-520-5270)

詳細資料

最終更新日:2024年2月13日

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