決定「風力発電にかかるサプライチェーン強靭化に向けた技術動向調査」に係る実施体制の決定について
2025年4月2日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「風力発電にかかるサプライチェーン強靭化に向けた技術動向調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた3件の提案について審査を行い、別添1の通り実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
風力発電にかかるサプライチェーン強靭化に向けた技術動向調査
2.実施概要
第6次エネルギー基本計画では、2030年度の温室効果ガス46%の削減に向けて、再生可能エネルギーは電源構成36~38%程度の導入を目指す見通しが示されています。さらに、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた「切り札」である洋上風力発電に関しては、洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会が示す「洋上風力産業ビジョン(第1次)」において、2030年までに10GW、2040年までに35から40GWの導入が示されているほか、豊富な導入ポテンシャルを有する浮体式洋上風力発電についても、従来の要素技術開発に加えて、グリーンイノベーション基金「洋上風力発電の低コスト化」において大量導入を前提とした社会実装に向けた技術開発を進めているところです。
また、近年世界的にも、風力発電の導入量は大きく拡大しており、2023年の新規設備容量は100GWを超えています。そして、今後の導入拡大が見込まれる浮体式洋上風力発電についても、導入目標の設定や入札・開発計画が一部の国において発表されてきています。
我が国が洋上風力産業ビジョンで示す案件形成目標を達成するためには、風力発電機並びに浮体式洋上風力発電向け基礎製造、設置等工事、各種調査、O&Mなど各フェーズにおいて、これら市場の急速な拡大を支えるためのサプライチェーン強靭化に向けた取り組みが急務となっています
本事業では、これら日々変動する洋上風力発電の動向を踏まえ、風力発電に係るサプライチェーンのうち、特に風力発電機並びに洋上風力発電向け基礎(特に浮体式基礎)、これらを構成するコンポーネント及びO&M等に必要となる製品・サービスに関する技術開発動向や製造拠点、試験・認証施設の形成状況等について、国内外のプレイヤー動向を調査し、我が国におけるサプライチェーン強靭化に向け、重要となる技術分野について、分析しつつ、今後取り組むべき技術分野について、技術ロードマップの形で取り纏めます。
3.実施予定先
別添1のとおり
4.実施期間
2024年度~2025年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 風力発電 |
---|---|
プロジェクトコード | P07015|P13010|P14022 |
事業名 | 風力発電等技術研究開発 (洋上風力発電等技術研究開発) [次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究(風力発電にかかるサプライチェーン強靭化に向けた技術動向調査)] |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
再生可能エネルギー部 風力・海洋ユニット
担当者:木村、三辻、米倉
E-MAIL:floating-wind[*]nedo.go.jp([*]を@に変更して送信してください)
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