決定「Solid State Transformer(SST)の実用化に向けた技術的・社会的課題及び波及効果に係る調査」に係る実施体制の決定について
2025年4月15日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「Solid State Transformer(SST)の実用化に向けた技術的・社会的課題及び波及効果に係る調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた4件の提案について審査を行い、下記のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
Solid State Transformer(SST)の実用化に向けた技術的・社会的課題及び波及効果に係る調査
2.事業概要
地球温暖化対策の国際的な取り組みが加速する中、日本でも2050年までのカーボンニュートラルを目標に掲げ、エネルギーや電力システムの改革が積極的に進められています。再生可能エネルギー(再エネ)電源の大量導入と主電源化を進めるためには、再エネの出力変動に対応できる電力系統・システムの柔軟性と制御性の確保、電力需給調整及び系統安定化の実現が不可欠です。
これらを実現する技術の一つとしてパワーエレクトロニクスによる電力変換技術及びこれによる直流利用が期待されています。再エネ電源や蓄電池など直流の電源・負荷が増加する中で、電力変換装置が各種課題解決を実現するための重要な役割を担うと考えられています。
その中でも、Solid State Transformer(SST、半導体変圧器)は小型・高効率、双方向電力変換、能動的な制御性や冗長構成による信頼性向上などの特長を持つものとして注目されていますが、実用化、普及にあたっては信頼性やコストの観点で課題があると考えられています。そこで本調査では、今後のSSTに係る技術開発方針の検討に活用することを目的に、主要なユースケースにおけるSSTの有効性や波及効果、技術的・社会的課題等を調査・分析します。
3.実施予定先
国立研究開発法人産業技術総合研究所
4.事業期間
2025年度
募集要項
技術・事業分野 | 電力ネットワーク |
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プロジェクトコード | P20001 |
事業名 | Solid State Transformer(SST)の実用化に向けた技術的・社会的課題及び波及効果に係る調査 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
再生可能エネルギー部 系統連系ユニット
担当者:中尾、村上、山本
E-MAIL:powergrid*nedo.go.jp (*は@に変えてください。)
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