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決定「水素利用等先導研究開発事業」に係る実施体制の決定について

2021年5月14日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「水素利用等先導研究開発事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた22件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は、別紙1のとおりです。

1. 件名

水素利用等先導研究開発事業

2. 事業概要

本事業では、2040年以降という長期的視点を睨み、水素等の「カーボンフリーなエネルギーの新たな選択肢」としての地位を確立させることを目指して、5つの研究開発項目のうち〔1〕再生可能エネルギーからの高効率低コスト水素製造技術、〔3〕従来の開放系サイクル技術とは一線を隔す超高効率の発電技術、〔4〕水素の長距離輸送・貯蔵を容易にするためのエネルギーキャリア技術、〔5〕大規模水素利用技術の先導的な研究開発を実施しています。

現在実施中の事業内容のうち以下の研究開発項目と内容を実施します。

研究開発項目〔1〕水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発

各種の水電解各方式において、電極触媒の性能発現と劣化機構の高度解析、電解槽の劣化機構、劣化評価法に関する共通的解析を行い、性能向上へのフィードバックや、各方式に応じた材料やシステムの高度化に向けた指針を確立するとともに、次世代材料等の検討について研究を推進しています。今回はこの研究分野についてさらに拡充するために

1)AEM型水電解技術に関するもの

2)マテリアルズ・インフォマティクスに関するもの

の研究開発テーマを実施します。

研究開発項目〔4〕エネルギーキャリアシステムに関する技術開発

今後、再生可能エネルギー由来の水素の必要性はさらに高まることが考えられ、エネルギー効率と経済性の高い貯蔵・輸送技術の高度化がますます重要になってきます。我が国において社会実装までの政策に位置付けられている水素キャリアを対象として、改めて科学的な基礎に立ち返り将来の社会実装・サプライチェーン構築に向けてボトルネックとなる課題を解決するための基盤技術開発を実施します。

研究開発項目〔5〕炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術開発

メタンやバイオマス等の炭化水素やその他の多様な水素資源から安価かつ大量の水素を製造する技術を対象として、二酸化炭素を排出せず多様な水素源から大量に水素を取り出すためのコア技術の中で実用化に向けた水素製造プロセスに関する個別要素技術開発及びシステム全体の基盤技術開発を実施します。

3. 実施予定先

別紙2のとおり。

4. 事業期間

2021年度~2022年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P14021
事業名 水素利用等先導研究開発事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
問い合わせ先 次世代電池・水素部 燃料電池・水素グループ
担当者:原、後藤、高橋、原田、金子、高岡

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