決定「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/生成AI基盤モデルの開発のあり方に関する調査」に係る実施体制の決定について
2023年12月19日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/生成AI基盤モデルの開発のあり方に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた2件の提案について審査を行い、詳細資料の実施予定先一覧のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
生成AIは、従来のAIでは不可能だった、様々な創造的な作業を人間に代わって行える可能性があることから、産業活動・国民生活に大きなインパクトを与えると考えられており、ポスト5G情報通信システムのキラーアプリケーションとしても位置づけられる。
本年5月にAI戦略会議で取りまとめられた「AIに関する暫定的な論点整理」においては、「いま生成AIによって世界の変革がもたらされようとしている中、可及的速やかに生成AIに関する基盤的な研究力・開発力を国内に醸成することが重要」とされており、政府として取組の一層の加速が求められている。加えて、「生成AIの技術革新のスピードや予見可能性の低さを踏まえると、従来の政府による開発促進策では対応が難しい」、「市場原理を最大限尊重し、迅速、柔軟かつ集約的にプレイヤーの取組を加速するような支援を政府としても行っていくことが期待される」と明記されているところ。
その生成AIの鍵を握るのは、基盤モデル開発である。基盤モデルは、生成AIを活用した様々なサービスを支える個別モデルを生み出すコアの技術基盤であり、基盤モデルの開発力の有無は、我が国における生成AIの利用可能性や創出するイノベーションの幅を決し得る。
このため、日本として基盤モデルの持続的な開発力を強化していく必要があり、それに向けて、基盤モデルの開発力の底上げを図りつつ、企業等の創意工夫を促すことが重要である。他方、生成AIは黎明期であり、効率的な基盤モデルの開発方法等を特定することは困難である。本調査事業では、基盤モデルの開発を加速するためのあり方を明らかにするため、別途実施する「競争力ある生成AI基盤モデルの開発(基盤モデル開発事業)」(開発期間は半年間)と連携しながら、データホルダーとのマッチング支援、グローバルテック企業との連携支援やコミュニティイベントの開催等を実施し、基盤モデル開発における課題等を調査・検討する。
(2)事業期間
NEDOが指定する日から2025年3月31日まで
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | ネットワーク/コンピューティング |
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プロジェクトコード | P20017 |
事業名 | ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/生成AI基盤モデルの開発のあり方に関する調査 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
IoT推進部 ポスト5Gプロジェクト推進室
担当者:田上(清)、土屋、関、本間
E-MAIL:post5g_koubo[at]ml.nedo.go.jp [at]を@記号に置き換えて下さい。
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