決定「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/生成AI開発加速に向けた新たなデータセットの構築に関する調査」に係る実施体制の決定について
2024年10月10日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/生成AI開発加速に向けた新たなデータセットの構築に関する調査」に係る公募を実施し、ご応募いただいた3件の申請について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。
募集事業について
1.事業内容
生成AIは、従来のAIでは不可能だった、様々な創造的な作業を人間に代わって行える可能性があることから、産業活動・国民生活に大きなインパクトを与えると考えられており、ポスト5G時代のキラーアプリケーションとしても位置づけられる。
生成AIの開発には大量かつ良質なデータが必要であり、その確保が生成AIモデルの競争力を左右するが、生成AIの開発にあたって必要なデータは限られており、そのデータセットの構築手法といったデータセットのあり方も模索が続いているところである。また、2023年5月にAI戦略会議で取りまとめられた「AIに関する暫定的な論点整理」においても、「AI利⽤に大きな期待があるものの課題を抱える分野のデータを整備し、その分野に変⾰をもたらすAI開発を促進すべき」と明記されている。
こうした背景から、例えば音声データセットの構築において効率的なアノテーションの手法が定まっていないといったデータセットの構築手法に課題を抱える分野のデータセットの構築と、それに対するユーザー(基盤モデル開発者)からのフィードバックを通じて、生成AIの開発を加速するためのデータセットの構築のあり方を調査する。本調査事業では、経済産業省の定める「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業研究開発計画」に定められた「競争力ある生成AI基盤モデルの開発」に参画している事業者等と連携し、そのニーズの取り込みも図る。
2.実施予定先
ソフトバンク株式会社
【共同実施先】
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 株式会社マクロミル
- Valright Advisory 株式会社
3.事業期間
NEDOが指定する日(2024年度)から原則1年
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | AI |
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プロジェクトコード | P20017 |
事業名 | ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
AI・ロボット部 生成AIチーム
担当者:本間、片桐
E-MAIL:post5G_koubo[at]ml.nedo.go.jp([at]を@に変えてください)