決定「特定半導体の安定供給体制の構築・維持に必要な北海道地域のサプライチェーン強靱化に関する調査」に係る実施体制の決定について
2025年7月16日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「特定半導体の安定供給体制の構築・維持に必要な北海道地域のサプライチェーン強靱化に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた2件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定しました。
募集事業について
1.件名
特定半導体の安定供給体制の構築・維持に必要な北海道地域のサプライチェーン強靱化に関する調査
2.事業概要
デジタル社会を支える高性能な半導体の生産拠点について国内立地を促進し確実な供給体制を構築するために、特定高度情報通信技術活用システムの開発供給及び導入の促進に関する法律(令和2年法律第37号、以下「5G促進法」という。)に基づいて、先端半導体の生産施設の整備・生産を支援する計画認定制度が創設されました。NEDOは、5G促進法の規定に基づき、基金を造成して同法の認定を受けた認定事業者に対して助成金の交付を行い、また、認定事業者に対して貸付けを行う金融機関への利子補給金の支給の業務を行います。
半導体の製造は1,000工程以上にも及ぶため、サプライチェーンは非常に長大であり、多くの半導体製造装置・部素材メーカー、およびそこに紐づく装置部品・原料メーカー等で構成されています。そのため認定事業者が拠点を構える地域だけでサプライチェーンが完結することはなく、日本全体で強力なサプライチェーンを構築していくことが、先端半導体の国内安定供給を実現する上で不可欠です。
そこで、本調査では、国内における特定半導体の安定供給体制の構築・維持に向けて、半導体メーカーと直接取引をするTier1だけでなく、そこに紐づくTier2以降の企業も視野に入れた「サプライチェーン強靱化」における課題と方策の調査等を実施します。また、日本全体で強靭なサプライチェーンを構築していくという観点から、北海道地域と他地域との広域連携の強化に向けた調査を実施します。
加えて、北海道地域においては、その地理的事情から海上輸送の活用が多いことを踏まえ、今後全国的に懸念されるトラックドライバー不足(輸送キャパシティ不足)への対応策として、半導体の製造で用いられるガス及び薬液類の陸上輸送から海上輸送への転換における課題・方策の調査を行い、その結果を他地域に展開することで、国内における特定半導体のサステナブル生産の実現を目指します。
3.実施予定先
株式会社NX総合研究所
4.事業期間
NEDOが指定する日から2026年3月23日(月)まで
募集要項
技術・事業分野 | 半導体 |
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プロジェクトコード | P22008 |
事業名 | 特定半導体基金事業 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む) |
問い合わせ先
半導体・情報インフラ部 統括課
担当者:金杉、瀧川
E-MAIL:tokuteihandoutai(@)nedo.go.jp ※(@)の( )を取ってメールを送付してください。