決定「5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業/製造現場における5G/L5G無線機器のパフォーマンス最適化に関する調査」に係る実施体制の決定について
2025年10月29日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業/製造現場における5G/L5G無線機器のパフォーマンス最適化に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件について審査を行った結果、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
製造現場における5G/L5G無線機器のパフォーマンス最適化に関する調査
2.事業概要
NEDOは2021年度より「5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業」(以下「5GDC事業」という。)を開始し、製造現場において、5G等の無線通信技術の活用により、柔軟・迅速な組換えや制御が可能な生産ライン等の構築や、IT/OTのシームレスなデータ連携によるサイバーフィジカルシステムの構築を通じて、工場の自律的かつ全体最適な稼働を可能とすることで、不測の事態においても柔軟・迅速に対応できる「企業変革力」(ダイナミック・ケイパビリティ)の強化を目指しています。また、このように製品の組み替えや加工順を、柔軟・迅速に変更可能な生産システムは、有事の際だけではなく、今後ますます増えるであろう、変種変量生産や省力化・省エネルギー化にもつながるものです。
5GDC事業におけるキーテクノロジーである5G/L5G(ローカル5G)無線は、大容量通信、低遅延通信、多数同時接続という特長を持ち、高精細映像の伝送、機器の遠隔制御、多数のIoTセンサによるセンシング等が可能です。そのため、製造現場おける、効率化、省人化、品質向上に向けた先端技術を使用したソリューションへの活用が期待されています。
一方、実際の製造現場における5G/L5G無線の活用実態では、無線機器のパラメーターを適切に設定できずに、期待通りの性能が発揮出来ていない事例が確認されています。
本調査では、このような状況を鑑みて、製造現場における5G/L5G無線のパフォーマンスを最適化する無線機器の設定を、製造現場のユーザー自らが出来るようにするための具体的な進め方を示すガイドラインを作成します。
3.実施予定先
PwCコンサルティング合同会社
4.事業期間
2025年度
募集要項
| 技術・事業分野 | 情報インフラ |
|---|---|
| プロジェクトコード | P21010 |
| 事業名 | 5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業 (製造現場における5G/L5G無線機器のパフォーマンス最適化に関する調査) |
| 事業分類 | 調査等 |
| 対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
半導体・情報インフラ部 先端製造DXチーム
担当者:内藤、堀、小川
E-MAIL:5gdc#ml.nedo.go.jp(#を@に変えてください。)
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