予告「グリーンイノベーション基金事業/再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造」に係る追加公募について(予告)
2025年8月13日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集する予定です。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、長期に渡り、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する「グリーンイノベーション基金事業」の一環として、NEDOは「再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造」技術開発事業を実施しています。
水素の社会実装モデルの一つの姿としては、水電解装置を中核とした、自家消費や周辺での利活用を行うものが考えられます。水電解装置は、余剰再エネを水素に変え、熱需要の脱炭素化や基礎化学品の製造なども含めて、Power to X という形で余すことなく活用することを可能とし、再エネの最大限の導入を促進する役割を果たします。
本事業では、水電解装置を用いた水素製造コストを削減し、製造された水素を有効活用し、目指すべき社会実装モデルを構築する観点から、アルカリ型、PEM型について、次の3つのテーマに取り組んでいます。
- 〔1〕大型化等、水電解装置のコスト削減等に資する研究開発
- 〔2〕海外市場も見据えた水電解装置の評価基盤の整備
- 〔3〕熱需要の脱炭素化や基礎化学品の製造による、製造された水素の利活用実証(Power to X)
本事業に関し、この度、SOEC※について追加公募します。
- 固体酸化物形電解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell)を用いた水電解であり、水の電気分解により放出される熱を再利用することができ、かつ、外部の熱を利用することができるため、エネルギー利用効率が高いという特徴がある。
(2)事業期間
2025年度~2032年度
(3)公募期間
国により研究開発・社会実装計画が策定された後、2025年9月下旬~10月上旬頃に順次公募を開始する予定です。公募期間は1カ月半程度を予定しています。
2.応募方法等
公募要領等の詳細は公募開始日にNEDOのホームページに掲載します。
e-Rad
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。
なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
- e-Radへの登録に関するヘルプデスク
- 電話番号:0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
- 受付時間:午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)
3.その他
公募情報に関するお知らせはNEDO公式X(旧Twitter)にて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
募集要項
技術・事業分野 | 燃料電池・水素 |
---|---|
プロジェクトコード | P21018 |
事業名 | グリーンイノベーション基金事業/再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
公募開始予定日 | 2025年10月上旬 |
問い合わせ先
水素・アンモニア部 大規模水素利用ユニットGI水素チーム
担当者:釘宮、山下、田村、山田、島村
E-MAIL:gi_hydrogen#ml.nedo.go.jp(#を@に変えてください)
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