決定2022年度「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に係る実施体制の決定について
2022年8月23日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた24件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は、別紙1のとおりです。
件名
燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業
事業概要
本事業は、エネルギー基本計画や水素・燃料電池戦略ロードマップ等で定めるシナリオに基づき2030年以降の自立的普及拡大に資する高効率、高耐久、低コストの燃料電池システム(水素貯蔵タンク等を含む)を実現するためのユーザーニーズに基づく協調領域の基盤技術を開発するとともに、従来以外の用途に展開するための技術並びに大量生産を可能とする生産プロセス又は検査技術、システム化技術等を開発します。
本年度は特に、大型トラックなどのHeavy Duty Vehicle(HDV)に燃料電池を適用するにあたって求められる運転条件(広範な温湿度下)・耐久性・発電性能等の実現に資する要素技術開発や、産業界の共通課題である低コスト化・生産性向上につながるシール材料の技術開発およびその評価手法の検討、燃料電池の逆反応である水電解システムの低コスト化に向けた生産技術やシステム化技術開発等も含めた燃料電池の多用途活用実現技術開発(助成事業)等を拡充します。
I 共通課題解決型基盤技術開発
2030年以降のFCVや業務・産業用燃料電池への実装を目指して、固体高分子形燃料電池や固体酸化物形燃料電池等に関する要素技術を開発します。
II 水素利用等高度化先端技術開発
2030年以降の更なる燃料電池システムの低コスト、高性能、高耐久に資する水素貯蔵関連技術や水電解技術等の水素関連技術の高度化に資する技術を開発します。また、Iの性能やコスト目標を凌駕する燃料電池の実現に資する革新的な要素技術を開発します。
III 燃料電池の多用途活用実現技術開発
2030年までの燃料電池システムの多用途展開を目指して、エネルギーマネジメント要素も含めた技術開発・実証等を行います。また、燃料電池システムおよび水電解システムのコスト低減を実現するために革新的な生産技術や検査技術、システム化技術等を開発します。
実施予定先
別紙2のとおり。
事業期間
2022年度~2024年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 燃料電池・水素 |
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プロジェクトコード | P20003 |
事業名 | 燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成)、調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先 |
スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 燃料電池・水素室 担当者:栗田、後藤、新村 E-MAIL:fuelcell#ml.nedo.go.jp(#を@に変えてください) |