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決定「水素利用等先導研究開発事業/水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発/プロセスインフォマティクスへの拡張性を考慮したマテリアルズインフォマティクスに関する調査研究」に係る実施体制の決定について

2022年9月14日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、「水素利用等先導研究開発事業/水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発/プロセスインフォマティクスへの拡張性を考慮したマテリアルズインフォマティクスに関する調査研究」に係る公募を実施し、ご提案いただいた1件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

1.件名

「水素利用等先導研究開発事業/水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発/プロセスインフォマティクスへの拡張性を考慮したマテリアルズインフォマティクスに関する調査研究」

2.事業概要

本事業では、2040年以降という長期的視点を睨み、水素等の「カーボンフリーなエネルギーの新たな選択肢」としての地位を確立させることを目指して、5つの研究開発項目のうち〔1〕再生可能エネルギーからの高効率低コスト水素製造技術、〔3〕従来の開放系サイクル技術とは一線を隔す超高効率の発電技術、〔4〕水素の長距離輸送・貯蔵を容易にするためのエネルギーキャリア技術、〔5〕大規模水素利用技術の先導的な研究開発を実施しています。

現在実施中の事業内容のうち以下の研究開発項目と内容を公募しました。

研究開発項目〔1〕水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発

本事業では、マテリアルズインフォマティクス(MI)を用いた水電解水素製造装置に関係する触媒、膜など素材開発の加速に資する文献データの調査やデータの収集といった方法論、存在するデータにについてデータ科学手法を適用し、MI適用の効果等について調査を実施します。具体的には触媒や膜に関する元素の選択やその組み合わせ、さらには性能を含む要求物性はもとより、合成の可能性とプロセスの最適化も含む、設計から製造までを一気通貫するプラットフォーム構築に関する調査です。将来的にはMEA(Membrane Electrode Assembly)としての最適化やプロセスインフォマティクス(PI)への拡張も視野に一連のプラットフォーム構築を目指すために取り組むべき方法論も調査の対象とします。

なお、本事業においては固体高分子(PEM)型水電解のアノードの非貴金属化を例に実施します。

本検討に基づき、アノードの非貴金属化を例に既知データによる予測について評価するとともに、MIを実施するために必要なデータについての提言とPIへの拡張に向けた具体的な提言をまとめます。

3.実施予定先

国立大学法人北海道大学

4.実施期間

2022年度

募集要項

技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P14021
事業名 水素利用等先導研究開発事業/水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発/プロセスインフォマティクスへの拡張性を考慮したマテリアルズインフォマティクスに関する調査研究
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
問い合わせ先 スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 燃料電池・水素室
担当者:田中、堀口、尾沼、高岡
E-MAIL:advanced-hydrogen#ml.nedo.go.jp(#を@に変えてください)

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