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決定2023年度「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に係る実施体制の決定について

2023年6月9日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた25件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は、別紙1のとおりです。

件名

燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業

事業概要

本事業は、第6次エネルギー基本計画や水素・燃料電池戦略ロードマップ等で定めるシナリオに基づき2030年以降の自立的普及拡大に資する高効率、高耐久、低コストの燃料電池システム(水素貯蔵タンク等を含む)を実現するためのユーザーニーズに基づく協調領域の基盤技術を開発するとともに、従来以外の用途に展開するための技術並びに、高速・大量生産を可能とする生産プロセス又は検査技術、システム化技術等を開発します。

本年度は特に、2030年以降の固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)の大幅な低コスト化を目指すために、生産プロセスの高速化や材料の歩留まり低減、設備投資削減等に資する革新的な生産技術に関する研究開発を、重点的に募集します。

また、燃料電池の逆反応である水電解の高度解析や評価手法等の確立に向けた共通基盤技術、各方式の材料やシステムの高度化に向けた要素技術開発、生産技術や周辺機器、これらを含めたシステム化 技術等の実用化技術開発等についても重点的に募集します。

同時に、燃料電池・水電解技術開発ロードマップの検討に関する調査事業を募集します。

研究開発項目I 共通課題解決基盤技術開発

2030年以降のFCVや業務・産業用燃料電池への実装を目指して、固体高分子形燃料電池や固体酸化物形燃料電池等に関する要素技術を開発します。

研究開発項目II 水素利用等高度化先端技術開発

2030年以降の更なる燃料電池システムの低コスト、高性能、高耐久に資する水素貯蔵関連技術や水電解技術等の水素関連技術の高度化に資する技術を開発します。また、Iの性能やコスト目標を凌駕する燃料電池の実現に資する革新的な要素技術を開発します。

研究開発項目III 燃料電池の多用途活用実現技術開発

2030年までの燃料電池システム水電解システムの多用途展開を目指して、エネルギーマネジメント要素も含めた実証事業等を行います。また、燃料電池システムおよび水電解システムのコスト低減を実現するために革新的な生産技術や検査技術、システム化技術等を開発します。

燃料電池・水電解技術開発ロードマップに関する検討

2022年度に引き続き、燃料電池及び水電解の将来的な目標や技術課題を整理した技術開発ロードマップの改訂・策定に関する調査を実施します。

実施予定先

別紙2のとおり。

事業期間

2023年度~2024年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P20003
事業名 燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)、調査等
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
問い合わせ先 スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 燃料電池・水素室
担当者:池、栗田、後藤、新村
E-MAIL:fuelcell#ml.nedo.go.jp (#を@に変えてください)

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