決定2025年度「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業/普及促進事業」に係る実施体制の決定について
2025年9月19日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業/普及促進事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた2件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業/普及促進事業
2.事業概要
本事業は我が国が強みを有するS+3E(安全性、安定供給、経済性、環境適合)の実現に資する技術を対象に、我が国と環境が異なる海外での実証を通じて、当該技術の開発に資するとともに有効性を示し、国内外での普及に結び付けるほか、この取組を通じて、我が国のエネルギー関連産業の国内外への展開、国内外のエネルギー転換・脱炭素化、我が国のエネルギーセキュリティに貢献することを目的としています。
欧州では、欧州グリーンディールを最優先課題に据え、2050年までのカーボンニュートラルを目指すなど脱炭素政策への貢献が期待される中、欧州諸国において国家水素戦略を策定し、再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)による脱炭素化とエネルギー安全保障強化の取り組みが進んでいます。特に東欧地域は、再生可能エネルギーの利用拡大が計画される中、グリーン水素の生産拠点化を目指すEUの「水素回廊」構想において水素輸送の要所となり、水素の「供給地」としてEU全体の水素経済を支える役割などが期待されています。
東欧地域(ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、スロバキア、チェコ及びポーランドとします。)において域外へグリーン水素を供給するだけでなく地産地消を図ることは、更なる水素の有効活用につながると考えられるところ、本調査では東欧地域内での水素利用が国際実証事業として成立し得るかのほか、同地域における継続的な事業の普及が可能であるかの検証を行います。
3.実施予定先
別紙のとおりです。
4.事業期間
NEDOが指定する日から2026年3月まで
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 国際展開支援 |
---|---|
プロジェクトコード | P93050 |
事業名 | 脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業 (普及促進事業) |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
水素・アンモニア部
担当者:小林、佐藤、神田、菅原
E-MAIL:Int-liaison@ml.nedo.go.jp