本文へジャンプ

脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業

事業・プロジェクト概要

我が国が強みを有するS+3E(安全性、安定供給、経済性、環境適合)の実現に資する技術を対象に、我が国と環境が異なる海外での実証を通じて、当該技術の開発に資するとともに有効性を示し、国内外での普及に結び付ける。この取組を通じて、我が国のエネルギー関連産業の国内外への展開、国内外のエネルギー転換・脱炭素化、我が国のエネルギーセキュリティに貢献する。

事業紹介パンフレット

本事業は、[1]成立性調査、[2]実証設計、[3]実証研究、[4]フォローアップにより構成される。[1]は実証に向けた独立した調査事業として実施する。[2]以降は1つの助成事業として扱い、[1][2]の実施者は公募により決定するが、[2]から[3]への移行及び[3]から[4]への移行の可否は、審査により個別に決定する。[2]の実施者の公募と[2]から[3]への移行は外部有識者で構成される委員会により審査を行う。

[1]は委託事業として、[2]以降は助成事業(NEDO負担率:大企業1/2以内、中小・ベンチャー企業2/3以内)として実施する。

事業説明資料

  • 2025年度第2回公募から、公募開始前に提案内容について相談を実施したことが応募の要件となります。
  • 応募を検討されている方は、早めに下記相談窓口よりお申し込み下さい。
  • 1 実証要件適合性等調査、2 実証前調査、3 実証研究、4 フォローアップにより構成された事業スキーム概要図

    事業スキーム
相談窓口・方法 脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業 相談窓口
  • ※応募の前に必ず相談をお申し込みください。
■対象技術分野
〔1〕水素・アンモニア技術 水素関連技術(水素製造、水素貯蔵・輸送・供給、水素利用)、燃料電池技術、アンモニア技術(製造、利用(「サーキュラーエコノミー分野」に該当するものを除く))
〔2〕再生可能エネルギー技術 再生可能エネルギー技術(太陽光発電、風力・海洋発電、地熱発電、バイオマス燃料変換・利用、再生可能エネルギー熱)、系統連系技術、再生可能エネルギーを有効に活用するシステム技術
〔3〕サーキュラーエコノミー技術 次世代火力関連技術(アンモニア利用を含む)、CCU技術、CCS技術、CO2分離/回収技術、3R技術、水関連技術
〔4〕半導体・情報インフラ技術 半導体技術、情報インフラ技術
〔5〕AI・ロボット技術 人工知能技術、ロボット技術、量子コンピューティング技術
〔6〕バイオテクノロジー・材料技術 バイオベース素材、生物機能活用物質生産、構造材料(自動車・航空機用途を除く)、機能性材料、希少資源削減・代替、金属3Dプリンタ造形
〔7〕自動車・蓄電池技術 自動車関連技術、蓄電池関連技術
〔8〕航空機・宇宙技術 航空機技術、宇宙関連技術
〔9〕省エネルギー技術 省エネルギー技術(上記分野のいずれにもあてはまらないもの。原則、大幅なエネルギー使用量削減が見込まれる技術を指し、非化石エネルギーへの置き換えを含まない。)
  • いずれの技術分野においても、化石燃料の消費削減や脱炭素化に資することが必須です。
  • 各公募で対象とする技術分野は、公募毎に変更となる可能性があります。各公募の公募要領でご確認ください。
■必要書類
成立性調査 実証設計 実証研究 フォローアップ
委託 1 助成 2 委託(現在は公募していません)
1 助成
2 委託(現在は公募していません)
1 助成 2 委託(現在は公募していません)
  • フォローアップの仕様書ひな形(準備中)

実証内容

■実証テーマ一覧表(実施中)

No. 実証テーマ名 相手国 相手国政府機関 相手国企業 委託・助成先企業 事業年度
1 配電網未整備地域における環境負荷の小さい電力供給を実現するためのマイクロ変電所の実証研究 インド PFC(Power Finance Corporation Ltd.) TATA Power-DDL 日新電機(株) 2021~2025
2 エネルギー消費行動の変容を目的としたスマートモビリティの実証研究 フィリピン フィリピン基地転換開発公社/クラーク開発公社 MMTOI(MC Metro Transport Operation Inc.) Zenmov(株) 2022~2025
3 欧州における水素発電を実現するための水素ガスタービン発電実証研究 ドイツ NOW(水素・燃料電池研究開発推進機構) RWE Generation 川崎重工業(株) 2023~2026
4 グリーン水素を活用した地域エネルギーマネジメントシステムの実証研究 英国 ウェールズ政府 SmartestEnergy Limited 丸紅(株)/横河電機(株)/HyBont Limited 2024~2027
5 タイ住宅における快適性と省エネを両立する温熱制御HomeIoTシステムと住空間設計技術に関する実証 タイ DEDE(エネルギー省) SENA HHP Company/SENA HHP 29 Company/Sathaporn Estate/N.C. Housing パナソニック(株) 2024~2025
6 建築分野のカーボンニュートラルを実現するためのZEBの実証事業 マレーシア SEDA(持続可能エネルギー開発庁) SEDA(持続可能エネルギー開発庁) パシフィックコンサルタンツ(株)
AGC(株)
三菱電機(株)
アズビル(株)
2025~2027
7 電動バイクドライバーの運転時行動解析による消費エネルギーの効率化と安全運転の促進実証研究 タイ DIPROM(タイ工業省産業振興局) Jowit Global (株)イーグリッド 2025~2026

本事業に関連するイベント情報

ステージゲート審査結果

関連成果

基本情報

事業期間・予算額 事業期間:1993年度~、予算額:45億円(2025年度)
技術・事業分野 国際展開支援
プロジェクトコード P93050
担当部署 事業統括部 (TEL:044-520-5185)

詳細資料

最終更新日:2025年9月5日

関連ページ