浮体式洋上風力等に関する技術開発ロードマップ骨子
2025年10月24日
1.背景
2021年4月、NEDOは「洋上風力の産業競争力強化に向けた技術開発ロードマップ」を発表し、洋上風力発電の普及拡大に向けて重要となる技術開発項目などを整理し、本ロードマップに基づき、各種技術開発を推進してまいりました。
2025年8月、経済産業省及び国土交通省は、産学官の関係者とともに、浮体式洋上風力等にかかる中長期的な政府及び産業界の目標、取組の方向性等を示す「洋上風力産業ビジョン(第2次)」(以下「ビジョン」という。)をとりまとめました。
ビジョンの策定および浮体洋上風力発電技術の進展等を踏まえ、このたび、NEDOは「浮体式洋上風力等に関する技術開発ロードマップ骨子」を新たに策定しました。
2.「浮体式洋上風力等に関する技術開発ロードマップ骨子」について
本骨子では、ビジョンの実現に必要となる技術開発の方向性について、取り組むべき技術領域をA=次世代大型風車、B=浮体基礎・係留システム、C=電気システム、D=運転保守、E=全体システムの検証およびF=調査開発の六つに区分し、それぞれの現状、2030年・2040年の開発目標、それらのギャップを埋めるために必要な取り組みを大きくまとめた線表で表しています。
3.今後の進め方
本骨子の内容に基づき、年度内を目途に具体的な個別技術の技術的成熟度の整理や実施内容の精査、事業単位での実施計画等の精緻化を実施予定です。
なお、本骨子の公開を通じて、浮体式風力発電の商用化に向けてすでに進められている各種技術開発活動と方向性の確認を行いつつ、今後風力発電産業への参入を検討されている方も含めた具体的な技術シーズ・テーマを有する企業・大学・研究機関等とのコミュニケーションの活発化・具体化を期待しております。
本骨子の内容をはじめ、該当する技術シーズをお持ちでしたら、以下再生可能エネルギー部風力・海洋ユニットまで、ご連絡ください。
問い合わせ先
- 担当:再生可能エネルギー部 風力・海洋ユニット
- E-mail:floating-wind*nedo.go.jp
- *を@に置き換えてご利用ください。