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NEDOプロジェクトで実用化を果たした成功事例の公開100件を達成
―公開10年目を迎える「NEDO実用化ドキュメント」―

2018年7月24日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 石塚博昭

NEDOは、「NEDO実用化ドキュメント2018」を本日公開しました。2009年度から毎年公開を続け、10年目となる今回、掲載事例数100件を達成しました。

「NEDO実用化ドキュメント」とは、NEDOの研究開発プロジェクトの開発経緯から終了後の実用化に至るまでの道のりを、企業や大学、研究機関などの関係者へのインタビューを行い、まとめた成功事例集です。研究開発のブレイクスルーのポイントや、研究開発現場のマネジメントの優れた工夫、オープンイノベーション実現のヒントなどを可視化・共有化することを目的に公開しています。

マツダ株式会社のクリーンディーゼルエンジン搭載車の写真 ソニー株式会社のブルーレイディスクの写真
マツダ株式会社のクリーンディーゼルエンジン搭載車 ソニー株式会社のブルーレイディスク
サイバーダイン株式会社のロボットスーツの写真 WHILL株式会社の電動車いすの写真
サイバーダイン株式会社のロボットスーツ WHILL株式会社の電動車いす
図 NEDO実用化ドキュメント掲載事例

1.概要

研究開発プロジェクトを企画、実行し、その成果を実用化するまでには、さまざまな役割を持つ多数関係者の協業や、時に長い年月が必要です。そのため、プロジェクトの開始前から終了後までを含めて、その複雑な全体像を把握することは容易ではありません。しかし、プロジェクトの紆余曲折を丁寧に紐解くことができれば、研究開発マネジメントの重要な知見や教訓を引き出すことができると考えられます。

そこで、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、研究開発プロジェクト終了後の追跡調査をさらに発展させ、開発着手の経緯から実用化に至るまでの道のりを、参画した民間企業や大学、研究機関などの開発担当者へのインタビューを行い、まとめた成功事例集「NEDO実用化ドキュメント」を公開しています。

本日、NEDOは最新版の「NEDO実用化ドキュメント2018」を公開しました。2009年度から毎年公開を続けてきましたが、10年目となる今回、掲載事例数100件を達成することができました。

これまでに、マツダ株式会社のクリーンディーゼルエンジンやソニー株式会社のブルーレイディスクといった広く社会に浸透している技術成果に加え、サイバーダイン株式会社のロボットスーツやWHILL株式会社の電動車いすなど、NEDOプロジェクトを経て急成長したベンチャー企業の成功事例も取り上げています。また、製品化事例のみならず、生活支援ロボットの安全規格など、国際標準化・国際規格の発効に貢献した事例も取り上げています。

これらの事例ストーリーから、研究開発のブレイクスルーのポイントや、研究開発現場のマネジメントの優れた工夫、産学連携・オープンイノベーション実現のヒントなどを読み取ることができます。NEDOは、広く知見を共有するために「NEDO実用化ドキュメント」をWEBで発信し、また、NEDO組織内ではプロジェクトマネージャーのスキルおよびモチベーションの向上を図るための研修素材などに活用しています。

今後は、「NEDO実用化ドキュメント」で取り上げたプロジェクトの成功要因をさらに体系的に分析することで、NEDOのマネジメントの高度化に活用していく予定です。

2.各分野の代表的な事例

掲載記事は、「新エネルギー」「省エネルギー」「環境問題対策」「電子・情報」「材料」「ロボット・福祉機器」「バイオ・医療」の7つのカテゴリーに分類しています。以下、代表的な事例を紹介します。

(1)新エネルギー分野

(2)省エネルギー分野

(3)環境問題対策分野

(4)電子・情報分野

(5)材料分野

(6)ロボット・福祉機器分野

(7)バイオ・医療分野

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 評価部 担当:植山、宮嶋、功刀(くぬぎ)、松井 TEL:044-520-5161

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:藤本、坂本、髙津佐 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp

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