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「第46回国際福祉機器展 H.C.R.2019」に出展へ
―パーソナルケア関連用具、移動機器、コミュニケーション・情報支援用具などを展示―

2019年8月29日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 石塚博昭

NEDOは、9月25日から27日まで東京ビッグサイトで開催される「第46回国際福祉機器展 H.C.R.2019」に出展します。

NEDOが1993年から行っている福祉用具の開発助成事業で助成した事業者など6社が、パーソナルケア関連用具、移動機器、コミュニケーション・情報支援用具などを展示します。また、事業化した、または事業化準備中の事業者6社がプレゼンテーションやデモンストレーションを行います。

1.概要

急速な高齢化が進み福祉ニーズが多様化する中、福祉分野での新産業の創出、福祉用具の普及への支援が求められています。国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」に基づき、高齢者や障がい者の生活の質(QOL)向上と介護者の負担軽減に資する技術の確立を目指して、1993年より「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」を実施し、福祉用具の実用化開発を行う中小企業などに対する助成や、福祉用具に関する情報収集、情報提供を行っており、これまでに福祉用具分野で220件以上の開発助成を行ってきました。

NEDOは、本分野での取り組みの紹介と、開発助成により開発された福祉用具の展示を行うため、アジア最大級の福祉用具の展示会である「第46回国際福祉機器展 H.C.R.2019」に出展します。展示ブースでは事業者6社がパーソナルケア関連用具、移動機器、コミュニケーション・情報支援用具などを展示しますので、実際の製品に触れることができます。

またブース内で、事業化した、または事業化準備中の事業者6社によるプレゼンテーションやデモンストレーションを行います。詳細プログラムについては、以下のNEDOイベントページをご参照ください。

2.展示物一覧

開発品と名称 事業者名と概要
自動的に姿勢変換できる車いすクッションの写真
自動的に姿勢変換できる車いすクッション
【事業者名】アイ・ソネックス株式会社
【概要】
クッション裏面に内蔵したエアバックの膨張収縮によって、生活動作に適した姿勢モードに自動変換する技術を開発、2021年の実用化を目指しています。
【ベストモード】安楽で活動しやすい座位姿勢
【食事モード】摂食嚥下に適したやや前傾姿勢
【立ち上がりモード】立ち上がりやすく介助負担を軽減するための前傾姿勢
排泄センサー Helppadの写真
排泄センサー Helppad
【事業者名】 株式会社aba
【概要】
Helppadは、業界初の「におい」で尿と便を検知するセンサーです。機器を身体に装着しないので、装着型の製品と比べ、肌への負担が少なく、日常生活の動作を妨げることなく利用できます。また、排泄パターン表を自動生成します。
視線や目・瞼の動きで操作する アイスイッチ
視線や目・瞼の動きで操作する アイスイッチ
【事業者名】 株式会社エンファシス
【概要】
視線や目・瞼の動きで、コール機器や環境制御装置(TVや照明など)、意思伝達装置の操作ができます。本スイッチ単体で、環境制御ができます。装着物不要で、暗所でも使用できます。使用前の準備は、登録ボタンを押すのみです。ユーザーに合わせ、感度などの調節ができます。パソコンなどの外部機器と連携します。
指伝話コミュニケーションパック
指伝話コミュニケーションパック
【事業者名】有限会社オフィス結アジア
【概要】
「指伝話」は、タップすると流暢な合成音声で話すアプリシリーズで、文字タイプやカードタイプなど、それぞれのアプリがあります。
「指伝話」の絵カード機能を中心にしたコミュニケーションパックは、日常生活の会話だけでなく、AIスピーカーへの指示、メッセージやメールなど他のアプリの呼び出し機能を使うことで、難しい操作を簡単に行うことができる拡張性あるアプリコンテンツです。タップだけでなくスイッチをつないで操作が可能です。
意思伝達装置 OriHime eye+switchの写真
意思伝達装置OriHime eye+switch
【事業者名】 株式会社オリィ研究所
【概要】
スイッチ、視線+スイッチ、視線(画面固定)、視線(デジタル透明文字盤)と、身体に障がいがある方でも身体の状況にあわせて入力方法を選択することが可能な意思伝達装置です。どの意思伝達装置よりも長期間利用できます。分身ロボットOriHimeを遠隔操作する事で社会参加や就労にも役立てることができます。
GOKURIの写真
GOKURI
【事業者名】PLIMES株式会社
【概要】
首に装着したセンサーで嚥下音や姿勢を計測し、AI技術とクラウドデータベースがリアルタイムに嚥下活動を解析する装置です。正しく嚥下できたかどうか、嚥下能力がどの程度なのかを定量化し、誤嚥予防に役立つことを目指しています。現在はパートナー契約をした事業所に提供しています。

3.「第46回国際福祉機器展 H.C.R.2019」の開催概要

会期:2019年9月25日(水)~9月27日(金)
会場:東京ビッグサイト西・南展示ホール
NEDOブース:小間番号W2-071
入場料:無料(登録制:事前もしくは当日)
公式サイト: 国際福祉機器展(第46回 国際福祉機器展 H.C.R.2019)
入場登録: 国際福祉機器展(入場登録 Visitor Registration)

4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:種部、朝倉、高橋 TEL:044-520-5175 E-mail:fukushi@nedo.go.jp

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:佐藤、坂本、中里 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp