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SIP第2期「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」の研究成果を公開
―10月7日に秋葉原UDXでシンポジウムを開催―

2022年8月22日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)

NEDOは、SIP「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」推進委員会(事務局:内閣府)と共同で、10月7日に「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」事業(以下、SIPサイバー)の5年間の研究成果を公開するシンポジウムを都内で開催します。

本シンポジウムでは、SIPサイバーの研究開発に取り組んできた研究者から、介護や教育、接客などの場でコミュニケーションを支援する「ヒューマン・インタラクション基盤技術」や、異なる分野のデータ連携をスムーズに行うための基盤技術である「分野間データ連携基盤技術」などの研究開発と社会実装の成果などについて15件の報告を行います。さらに、人と人とのインタラクション支援技術をはじめとした実機デモンストレーション展示などを行います。なお、本研究に関するシンポジウムは初めての開催となります。

1.概要

日本政府が未来社会のコンセプトとして提唱したSociety 5.0では、サイバー空間とフィジカル空間とが相互に連携したシステムづくりが求められます。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)とSIP「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」推進委員会(事務局:内閣府)は、2018年度から2022年度までの5年間、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」事業(プログラムディレクター:安西 祐一郎、以下、SIPサイバー)で、このようなシステムづくりに必要となる「サイバー空間基盤技術」の研究開発を進めてきました※1

今回、10月7日に本事業の研究成果を公開するシンポジウムを都内で開催します。本シンポジウムでは、SIPサイバーの5年間の研究開発と社会実装などの成果について、開発に取り組んできた研究者から報告を行います。さらに、人と人とのインタラクション(人と人のやりとりなど)支援技術の実機デモンストレーション展示をはじめ、その他の研究成果の展示を行います。なお、SIPサイバーに関するシンポジウムは、初めての開催となります。

具体的な内容としては、「ヒューマン・インタラクション基盤技術」では、介護や教育、接客などの高度なインタラクションを必要とする場面で、人工知能(AI)が人に置き換わるのではなく、臨機応変かつ迅速に違和感なく人の状況判断やコミュニケーションを支援するといった、人と人のインタラクションをAIが支援・増強する高度に洗練された技術の開発を進めてきました。本シンポジウムでは、接客サービスでの従業員教育や接客アシストをAIが支援する技術や、教育支援のAIによる強化、介護関連事業におけるAI活用など各種支援サービスにおける開発成果を報告します。

また、「分野間データ連携基盤技術」では、産学官の散在するデータ基盤を分野横断で連携させ、AIなどで活用可能なビッグデータを供給するための技術開発を進めてきました。本シンポジウムでは、分散型のデータ連携基盤を構築するためのコネクタと支援サービス技術群を報告します。また、開発技術を用いた行政・交通分野や地理空間情報分野での社会実装成果と、国際的な相互連携に向けた実証についても報告します。

その他、「AIによる調整・交渉に関する研究」や、「スマートシティアーキテクチャ設計と関連実証研究の推進」といったテーマについても研究成果を報告します。

  • 図 「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」の概要の説明画像
    図 「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」の概要

2.開催概要

(1)開催名:
内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)・ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術 研究成果シンポジウム
(2)主催:
SIP「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」推進委員会
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
(3)日程:
2022年10月7日(金)9時30分~18時00分
(4)会場:
秋葉原UDX(東京都千代田区)
発表会場(4階):UDXシアター
展示会場(4階):UDXギャラリー NEXT1、NEXT2
(5)プログラム:
 
・挨拶(プログラムディレクター 安西 祐一郎 公益財団法人東京財団政策研究所 所長)
・ヒューマン・インタラクション基盤技術の研究(サブプログラムディレクター 持丸 正明 国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 研究センター長、サブプログラムディレクター 兼村 厚範 未来報酬株式会社 代表取締役)
[1]人と人とのコミュニケーション支援技術
[2]熟練者の技能伝承支援技術
[3]マルチモーダル音声対話技術
[4]教育方法の改善
[5]高齢化社会への取り組み
・分野間データ連携基盤技術の研究(サブプログラムディレクター 越塚 登 国立大学法人東京大学大学院情報学環 教授)
[1]コネクタ機能、運用支援技術開発
[2]分散型分野間データ連携の促進
[3]コネクタの有効性検証
[4]国際的な相互連携実現への取り組み
[5]分野間データ連携基盤の連携拡大
・AIによる調整・交渉に関する研究
・スマートシティアーキテクチャ設計と関連実証研究の推進

3.参加方法など

(1)事前登録制:8月22日(月)より開始します。

詳細なプログラム、参加登録アクセスなどの情報は以下のWEBページをご参照ください。

別ウィンドウが開きますPeatix事前登録サイト

(2)参加費:無料

(3)参加方法:現地会場もしくはWEBでの参加を事前登録時に選択してください。

  • コロナ対策などの状況により、開催方法が変更となる場合があります。
  • 現地会場での参加は、混雑具合によりコロナ対策として入場を制限させて頂く場合があります。

【注釈】

※1 「サイバー空間基盤技術」の研究開発を進めてきました
SIPサイバーのホームページはこちら
サイト内リンク戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術
科学技術・イノベーション会議のホームページはこちら
別ウィンドウが開きます総合科学技術・イノベーション会議

4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO ロボット・AI部 担当:小川、佐野、中野(琢)

TEL:044-520-5241 E-mail:project_p18013_sip[*]nedo.go.jp

(SIP「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」全般についての問い合わせ先)

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 重要課題(社会システム基盤)担当:神野、堀田

E-mail:g.sti-csp.u8p[*]cao.go.jp

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:橋本、坂本、鈴木、根本

TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp

  • E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。
  • 新聞、TVなどで弊機構の名称をご紹介いただく際は、“NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)”または“NEDO”のご使用をお願いいたします。

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