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ウラノス・エコシステムの実現に向けた新たな事業に着手します
―データスペース基盤整備・普及促進事業をはじめ9件のテーマを採択―

2025年6月30日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)

NEDOは、「ウラノス・エコシステムの実現のためのデータ連携システム構築・実証事業」(以下、本事業)で、9件のテーマを採択しました。

本事業では、ウラノス・エコシステムの実現に向けて、データスペース基盤整備・普及促進事業や、産業界でニーズの高い蓄電池および化学物質情報の分野におけるデータ連携システムの開発・実証を行います。企業や業界の枠、国境を越えた円滑・安全なデータ流通の実現による、豊かな社会を目指します。

1.概要

現在、さまざまな産業のサプライチェーンは川上から川下まで国境を越えて広がっています。製品の安全性を確認するためには、サプライチェーン全体での製品に関するデータの流通が不可欠であり、異なる組織・国間、異業種間で、信頼性を確保しデータを共有できる仕組みが必要です。近年の欧州における、資源循環や化学物質情報の分野での新たな環境データの管理強化などの動きへの対応も急務となっています。

そこで、本事業では、ウラノス・エコシステム※1の実現に向けて、海外プラットフォームなどとの相互接続やトラスト確保の在り方などを検討し、その実現に向けたデータスペース※2基盤整備・普及促進事業を行うとともに、産業界でニーズが高い蓄電池および化学物質情報の分野におけるデータ連携システムの開発や実証を行います。

2.実施内容

このたび採択したテーマでは、以下を実施します。

  • ・研究開発項目(1) A:ウラノス・エコシステムに資するデータスペース基盤整備・普及促進事業
  • ・研究開発項目(2) B:蓄電池トレーサビリティ分野のカーボンフットプリント情報の流通促進のための高度化事業
  • ・研究開発項目(2) C:化学物質情報の流通に係るシステム開発事業
  • ・その他 D:データスペースの構築及び普及・拡大に係る調査及びプロジェクトマネジメントオフィス業務
  • 【1】事業名
  • ウラノス・エコシステムの実現のためのデータ連携システム構築・実証事業
  • 【2】予算
  • 16.49億円(2025年度)
  • 【3】期間
  • 2025年度~2027年度(予定)
  • 【4】採択テーマ
  • 実施予定先と採択テーマの詳細は、以下の実施予定先一覧と事業概要資料をご覧ください。
  • (別紙1)実施予定先一覧
  • (別紙2)事業概要資料
  • 【5】基本計画・実施方針
  • 掲載先:ウラノス・エコシステムの実現のためのデータ連携システム構築・実証事業

【注釈】

※1 ウラノス・エコシステム
経済産業省が推進する、企業や業界の枠、国境を越えた横断的なデータ連携基盤の構築を目指す活動(イニシアチブ)の総称です。
※2 データスペース
複数の組織が互いに信頼性を確保しながらデータを自由に流通させるための制度と、それを実現する技術を組み合わせて基盤を構築し、新しい経済・社会活動のための空間を形成する取り組みです。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 半導体・情報インフラ部 デジタルプラットフォームチーム 担当:野口、坂間、加藤、小澤、小林、山岡
TEL:044-520-5211 E-mail:ouranosecosystem[*]ml.nedo.go.jp

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 経営企画部 広報企画・報道課 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp

E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。

  • ※新聞、TVなどで弊機構の名称をご紹介いただく際は、“NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)”または“NEDO”のご使用をお願いいたします。

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