「NEDO懸賞金活用型プログラム」第2弾「NEDO Challenge, Li-ion Battery 2025/発火を防ぎ、都市鉱山を目指せ!」コンテストを開催
2025年1月28日
NEDOは、2025年1月22日、「NEDO懸賞金活用型プログラム」の第2弾となる「NEDO Challenge, Li-ion Battery 2025/発火を防ぎ、都市鉱山を目指せ!」(以下、本事業)について、コンテストを開催しました。
本事業は、リチウムイオン蓄電池(以下、「LiB」)が回収物に混入することで引き起こされる廃棄物処理・リサイクル現場等での火災・事故等の課題に対し、処理工程における安全性を高めながら作業の円滑化に資する提案を募集しコンテスト上位者に懸賞金を交付する取り組みです。
コンテストでは、冒頭、NEDO飯村理事が開会挨拶を行った後、LiB回収システムに関する2テーマについて1次審査を通過したファイナリスト12組の最終プレゼンテーション審査を行い、受賞者を決定しました。また、展示会場ではファイナリストとコンテスト観覧者との交流会も行われ、LiBの処理・リサイクル分野の課題解決や成果の社会実装に向けた活発な議論が行われました。
【審査結果】
テーマ1:リチウムイオン蓄電池の検出装置(ポータブル型・設置型)
- 1位 株式会社PFU/株式会社IHI検査計測
リチウムイオン電池(LiB)検知システム - 2位 株式会社物井工機
X線画像認識を用いたLiBの検知装置 - 3位 大谷清運株式会社
AI搭載型多目的LiB選別システムの開発 - 3位 学校法人芝浦工業大学 チームリサイクルデザイン
テラヘルツ波によるLiB検出装置の研究
テーマ2:リチウムイオン蓄電池の発火危険性の回避・無効化装置
- 1位 株式会社電知
廃棄小型リチウムイオン電池用放電診断機 - 2位 学校法人早稲田大学 所研究室
電気パルス破砕機能つきLiB失活システム - 3位 学校法人東北工業大学 下位研究室
アルカリ水溶液を用いたLiB発火無効化装置
-
開会挨拶をするNEDO飯村理事
-
ファイナリストおよび審査員
-
交流会の様子