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廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型炉実証設備の竣工式に参加しました

2025年11月14日

NEDOの「グリーンイノベーション基金事業/廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現/高効率熱分解処理施設の大規模実証/ガス化改質と微生物を用いたエタノール製造による廃棄物ケミカルリサイクル技術の開発」において、JFEエンジニアリング株式会社は、千葉県千葉市のJFEスチール東日本製鉄所の敷地内に廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型炉実証設備を完成し、2025年11月12日に竣工式を開催しました。

竣工式には、環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課の杉本課長、千葉市環境局の秋幡局長、JFEエンジニアリング株式会社の鮎川取締役専務執行役員をはじめとする関係者が参加し、NEDOからはサーキュラーエコノミー部の福永部長が出席しました。

本事業では、CO2削減効果に優れ、かつ経済的に自立可能な廃棄物のケミカルリサイクル技術として、廃棄物から水素(H2)と一酸化炭素(CO)が主成分の精製合成ガスを安定して製造する、新しい廃棄物ガス化技術、および精製合成ガスの製造技術の確立を目指しています。本事業で確立される技術により、廃棄物から精製合成ガスを安定して製造することが可能となり、プラスチックや持続可能な航空燃料(SAF)の原料、水素源としての利用が広がることが期待されます。

2025年12月から実証試験を開始し、2026年6月の試験完了を予定しています。脱炭素社会の実現のため、2030年度までに本事業で開発・確立した廃棄物ケミカルリサイクル技術の社会実装を目指します。

関連ページ:
グリーンイノベーション基金事業「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」
廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型実証設備の起工式に参加
JFEエンジニアリング株式会社プレスリリース
  • 竣工式で挨拶を述べるネドサーキュラーエコノミー部 福永部長の写真
    竣工式で挨拶を述べるNEDOサーキュラーエコノミー部 福永部長
  • 竣工式でのテープカットの写真
    竣工式でのテープカットの様子
    (右から4人目:NEDOサーキュラーエコノミー部 福永部長)
  • 完成した小型炉実証設備の写真
    完成した小型炉実証設備