超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発
事業・プロジェクト概要
クラウドコンピューティングの進展によりデータセンタ等における情報処理量や通信トラフィックが指数関数的に増大し、それに係る電力消費量も急増することが予想されています。このため、情報通信機器等の高速化と低消費電力化を両立できる技術の実現が望まれています。
情報通信機器を含めた今の電子機器では、情報処理を行うためのLSIチップ※間や回路基板間の情報伝達には電気信号が用いられており、機器の情報処理速度を高めるためにその伝送速度の高速化が進められています。しかし、電気信号を伝える電気配線には電気抵抗等が存在し、電気信号の伝送速度が速くなるにつれて配線における発熱量等が増加するため、電気信号の伝送速度を高速化すると本質的に消費電力量が増加します。
本プロジェクトでは、電気信号通信を用いるより高速かつ低消費電力で情報伝達を行うことが出来る光信号通信を情報通信機器内のLSIチップ間等の情報伝達に用い、情報通信機器の高速化と省電力化を両立するとともに、情報通信機器を超小型化する技術の実現を目指します。このため、LSIチップ等で入出力される電気信号を光信号に変える電気・光変換技術や高速の光信号を伝えるための光配線技術、伝送技術等の要素技術とそれらを集積化する技術を開発し、電子回路技術と融合させた光電子融合システム技術を実現するための基盤技術を確立します。
- LSIチップ: 大規模集積回路
■光配線の特徴
■光電子融合システム(光電子集積サーバ)
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:2013年度~2021年度、2021年度予算:15.0億円 PL:荒川 泰彦(東京大学 特任教授) |
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技術・事業分野 | 情報インフラ |
プロジェクトコード | P13004 |
担当部署 | IoT推進部 (TEL:044-520-5211) |
詳細資料
- 基本計画(492KB)
- 実施方針:2020年度版(479KB)
- 実施方針:2019年度版(571KB)
- 実施方針:2018年度版(430KB)
- 実施方針:2017年度版(441KB)
- 実施方針:2016年度版(410KB)
- 実施方針:2015年度版(384KB)
- 実施方針:2014年度版(355KB)
- 実施方針:2013年度版(336KB)
最終更新日:2022年5月9日
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