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決定「「豊かな未来」を実現するデジタル技術等の在り方に関する調査」に係る実施体制の決定について

2025年8月20日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「「豊かな未来」を実現するデジタル技術等の在り方に関する調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた7件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

募集事業について

1.件名

「豊かな未来」を実現するデジタル技術等の在り方に関する調査

2.事業概要

イノベーション戦略センター(以下、「TSC」という。)では、今後の技術戦略の策定における基軸とするため、2021年6月30日に将来像レポート「イノベーションの先に目指すべき「豊かな未来」」[1]を公表しました。このレポートでは、国内外の豊かさに関する報告書や各種政府白書、未来予測に関する報告書など計75編を俯瞰的に分析し、イノベーション活動を推進していく上で大切にすべき6つの価値軸と実現すべき12の社会像を提示したものです。

その後、TSCでは、「豊かな未来」で導出された実現すべき12の社会像のうち、「誰もが潜在能力を発揮し自己の理想を実現できる社会」「誰もが無理なく働き続けられる社会」について、共通基盤であるデジタル技術の観点からその解像度を上げた将来像を描き、2025年1月24日に「デジタル社会の将来像」[2]を公表しました。

しかしながら、デジタル技術が関与する社会像は多岐にわたり、デジタル技術が貢献できるシーンは様々存在することから、他の社会像についても一段解像度を上げた将来像を描くことを検討しているところです。

そこで、本調査においては、「豊かな未来」のうち、「透明性・信頼性の高い社会」「誰もが自由で安全に活動ができる社会」「強くてしなやかな社会」「快適で活力に満ちた社会」の4つの社会像について、解像度を上げたデジタル社会の将来像を描くこととします。さらに、その描いた将来像を起点としてバックキャストすることで、技術、制度、事業(事業モデル)、社会受容性、人材等の幅広い観点から課題を洗い出し、社会実装に向けた解決案等の方策を検討します。

なお、今回の調査で描くデジタル社会の将来像については、日本が直面する人口減少、少子高齢化、拡散した市街地や都市一極集中、インフラ老朽化等の社会課題への一つの対応策として検討されているコンパクトシティを仮想的に描くことを出発点とします。

3.実施予定先

PwCコンサルティング合同会社

4.事業期間

NEDOが指定する日から2026年3月31日まで

募集要項

技術・事業分野 情報インフラ
プロジェクトコード P*****
事業名 調査事業(「豊かな未来」を実現するデジタル技術等の在り方に関する調査)
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)、大学等

問い合わせ先

イノベーション戦略センター デジタルユニット
担当者:大杉、秋葉、中村、石川
E-MAIL:tsc-digital-u@ml.nedo.go.jp

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