洋上風況観測ガイドブック 中間報告
洋上風力発電所の事業計画の検討においては、事業性を評価するため精度の高い風況データを取得することが重要です。一方で、洋上での風況観測マストの設置には、一般的に地元との調整、許認可手続きや多大なコストを要するため、マストを設置して行う観測の代替として国内外でドップラーライダー等のリモートセンシング技術を活用した観測が行なわれています。しかし、現状でのリモートセンジング技術では風速の乱れ成分の観測や沖合での風速の鉛直分布等を観測する手法は未だ確立されていません。
そこで、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、上述のようなリモートセンシング技術等を活用した、日本の海域における洋上風況の合理的な観測手法を確立するための技術開発等を青森県むつ小川原港での実観測を基に行い、国内外の最新の知見も参考としながら、洋上風力発電所の事業計画や風車設計に必要な風況観測を実施する実務者に参考となる「洋上風況観測ガイドブック」の中間報告を取りまとめました。
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新エネルギー部 風力・海洋グループ
最終更新日:2022年6月29日