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本公募「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)」に係る第9回公募及び「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(GX)」に係る第6回公募について

2025年10月15日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者等を一般に広く募集します。

なお、本事業は、政府予算に基づき実施するため、政府方針の変更等により、公募の内容等が変更される場合があります。

本公募は、2025年5月13日付け公募予告を行った「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(以下、「DTSU事業」という)」及び「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(以下、「GX事業」という)」の公募を、同時に行うものです。

募集事業について

1.事業内容

(1)概要

本事業は技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象として、VC等との協調やステージゲート審査の活用により、長期的視野で実用化研究開発や量産化実証、海外技術実証などへの支援を行います。

2024年度においては、3回の応募受付と審査により39件で総額約225億円(うちDTSU事業は182.4億円、GX事業は42.6億円)の採択を行いました。

2025年度においては、4回程度の応募受付と審査により、DTSU事業で約200億円分、GX事業で約300億円分を採択する予定です。

DTSU事業及びGX事業は、いずれも助成率や助成金の額が異なる3つのフェーズ(以下〔1〕~〔3〕)から構成されます。応募時には自社の状況に最も合致しているフェーズを選択し、ご応募ください。なお、ステージゲート審査を経て次のフェーズに移行することも可能とします。

〔1〕STSフェーズ(実用化研究開発(前期))

要素技術の研究開発や試作品の開発等に加え、事業化に向けた技術開発の方向性を決めるための事業化可能性調査の実施等を支援する。

  • 助成金の額:3億円以内または5億円以内(※1)/事業期間
  • 事業期間:本支援事業への応募に際してVC等、CVC、事業会社から出資を得てから、次にVC等、CVC、事業会社から出資を得るまでの期間を基準として設定すること。(1.5~2年程度を目安とし、同一フェーズ内で最長4年を上限とする。)
  • NEDO負担率:2/3以内

〔2〕PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))

試作品の開発や初期の生産技術開発等に加え、主要市場獲得に向けた事業化可能性調査の実施等を支援する。

  • 助成金の額:5億円以内または10億円以内(※1)/事業期間
  • 事業期間:本支援事業への応募に際してVC等、CVC、事業会社から出資を得てから、次にVC等、CVC、事業会社から出資を得るまでの期間を基準として設定すること。(1.5~2年程度を目安とし、同一フェーズ内で最長4年を上限とする。)
  • NEDO負担率:2/3以内

〔3〕DMPフェーズ(量産化実証)

量産技術の確立・実証に係る研究開発やそのために必要な生産設備・検査設備等の設計・製作・購入・導入・運用等を通じ、商用化に至るために必要な量産化実証の実施を支援する。

  • 助成金の額:25億円以内(※2)/事業期間
  • 事業期間:本支援事業への応募に際してVC等、CVC、事業会社から出資を得てから、次にVC等、CVC、事業会社から出資を得るまでの期間を基準として設定すること。(1.5~2年程度を目安とし、同一フェーズ内で最長4年を上限とする。)
  • NEDO負担率:2/3以内もしくは1/2以内(※3)
  • ※1:事業計画において、事業会社との間で一定の連携構想を有しているものや、海外技術実証事業を含むものについては、上限額を引き上げます。
  • ※2:事業会社との連携(共同研究、調達、販路開拓等)に係る書面(MOU等の文書)の提出が必要となります。
  • ※3:DTSU事業では、助成対象費用の1/6以上の金額の出資を、NEDOが定める所定の期間内に得ることを出資報告書もしくは出資意向確認書の提出により示す場合、NEDO負担率は2/3以内、それ以外の場合は1/2以内とします。GX事業では、NEDO負担率は2/3以内とします。

ただし、ステージゲート審査を経てフェーズを移行する場合を含め、当該事業全体で1件当たりの助成金額の上限を30億円、事業期間の上限を6年とします。

助成対象事業:

  • 〇 経済産業省所管の鉱工業技術(例えば、ロボティクス、AI、エレクトロニクス、IoT、クリーンテクノロジー、素材、医療機器、ライフサイエンス、バイオテクノロジー、航空宇宙等。ただし、原子力技術に係るものは除く。)であること。
  • 〇 具体的技術シーズがあって、技術開発要素があることが想定されること。なお、スマートフォンのアプリ開発のためのソフトウェアのコーディングなど、技術開発要素が少ないものや、既存製品(購入品)を利用しただけのものについては対象外とする。
  • 〇 競争力強化のためのイノベーションを創出しうるものであること。

なお、実証段階にあっても、技術開発要素があると認められるものについては、提案可能です。

また、医薬品及び再生医療等製品に係る開発は原則として対象外とします。ただし、医薬品開発を加速する支援技術の開発や、医療機器、医療検査技術等、経済産業省所管の鉱工業技術に係る複合技術の開発は助成対象とします。上記に加え、GX事業では、脱炭素成長型経済構造移行推進戦略を踏まえて、CO2の排出削減に向けた野心的な目標を掲げるなど世界規模でのカーボンニュートラルの実現及び日本の産業競争力の強化のためのイノベーションを創出しうるものであること。

なお、審査においては、技術開発状況や経営体制だけでなく、事業の成長性を示すための顧客ニーズの蓋然性や事業会社等との関係構築を高く評価いたします。顧客ニーズの蓋然性を示し、事業会社等との関係構築を行うツールとしては潜在的な顧客企業からのLOI(Letter of Intent)の取得が例として挙げられます。具体的な活用方法やメリットについては、経済産業省が作成した「GXスタートアップの創出・成長に向けたガイダンス」を参考としてご参照ください。

GXスタートアップの創出・成長に向けたガイダンス

また、自社のCO2の排出量の把握および削減目標の設定について、参考資料として経済産業省が作成した「CO2排出削減計画チェックシート」を添付しました。任意でご活用ください。

CO2排出削減計画チェックシート

詳細については、資料欄の公募要領をご参照ください。

(2)公募期間

DTSU事業・GX事業とも、公募は通年で実施し、年4回程度、提案受付期間を設定し、その都度審査を実施する予定です。提案受付期間等は、本公募ページに掲載する「ディープテック・スタートアップ支援事業 公募に係る日程一覧」において定めます。なお、今回の提案受付期間は2025年11月26日10時~2025年12月3日正午とします。この間に「3.応募方法等」記載のWeb入力フォームにアップロードを完了させてください。

2.説明会

(1)公募説明会

本事業の内容、提案等にあたっての手続き等について、下記の日時で公募説明会を行います。応募資格として出席を義務付けるものではありませんが、可能な限り、ご参加ください。

開催日 時間 実施方法 申込ページ
2025年10月22日(水) 15時30分~16時30分
(15時から待機可能)
Microsoft Teams 受付はこちら

1社2名までの登録にご協力をお願いいたします。また、ネットワークの制約上、申し込み数が上限に達する場合は、登録を締め切らせていただきますが、キャンセルが発生した場合は再登録が可能となります。

当日の説明資料はこちら

(2)事前相談について(事前相談期間:2025年11月25日(火)まで)

DTSU事業・GX事業への今回のご応募に関するご不明点等について、DTSU事務局が事前のご相談に応じます。希望者は、添付の「事前相談用シート」に相談内容や希望日時を記載の上、本ページ最下部に掲載しているDTSU事務局メールアドレスまでご送付ください。なお、提案内容の善し悪しや、審査の採否に係わるご質問についてはお答えできませんので予めご承知置きください。

事前相談用シート

事前相談は原則オンライン(Teams)で実施し、1者当たり30分以内とさせていただきます。また、事前相談期間は提案書受付期間の前日(2025年11月25日)までとなりますのでご留意ください。相談期間の終了日間近になりますと、相談件数の関係で応じられない可能性もありますので早めに事務局に申し込みください。また、これまでに実施した公募説明会にて頂いたご質問に対する回答をFAQ集としてまとめておりますので、併せてご活用ください。

ディープテック・スタートアップ支援事業FAQ集(2025年7月1日版)

3.応募方法等

本ページ最下の資料欄から必要な書類をダウンロードし、必ず受付期間内に次のWeb入力フォームから必要情報の入力と提案書類及び関連資料のアップロードを行ってください。他の方法(持参・郵送・FAX・メール等)による応募は受け付けません。提出期限直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出してください。

本事業は、「ディープテック・スタートアップ支援事業費助成金交付規程」に基づいて実施します。詳しくは交付規程・様式(補助・助成事業)をご参照ください。

受付期間:2025年11月26日(水)10時~2025年12月3日(水)正午

応募資料一式は、以下からもダウンロードできます。

DTSU事業・GX事業応募資料一式【2025年10月版】

【提案者(スタートアップ)用Web入力フォーム】11月26日10時より受付
DTSU事業 STSフェーズ 応募はこちら
PCAフェーズ 応募はこちら
DMPフェーズ 応募はこちら
GX事業 STSフェーズ 応募はこちら
PCAフェーズ 応募はこちら
DMPフェーズ 応募はこちら

【パートナーVC用Web入力フォーム】11月26日10時より受付

「VC等、CVC情報項目ファイル」は、パートナーVC自身が直接下記Web入力フォームよりNEDOに提出ください。

※追加資料7 ハンズオン計画書は、「書面審査用ファイル」として、提案者より提出すること。

VC等、CVC情報項目ファイル
(DTSU事業/GX事業)
全フェーズ共通 受付はこちら

e-Rad

府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。

新規タブで開くe-Rad ポータルサイト

なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。

e-Radへの登録に関するヘルプデスク
電話番号:0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
受付時間:午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)

4.その他

公募情報に関するお知らせはNEDO公式X(旧Twitter)にて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。

資料

募集要項

技術・事業分野 スタートアップ支援
プロジェクトコード P23019|P24011
事業名 ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業
GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)
公募期間 2025年10月15日~2025年12月03日

問い合わせ先

スタートアップ支援部
担当者:DTSU事務局
※原則メールにて問い合わせをお願いします。
TEL:044-520-5173  E-MAIL:dtsu@nedo.go.jp

契約手続きについて

委託事業・補助・助成事業の契約手続きに関する情報を掲載しています。

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