本公募「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC)」に係る公募について
2025年3月14日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集致します。本公募について応募を希望する方は、下記に基づきご応募ください。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
第4世代移動通信システム(4G)と比べてより高度な第5世代移動通信システム(5G)は、現在各国で商用サービスが始まっていますが、さらに超低遅延や多数同時接続といった機能が強化された5G(以下、「ポスト5G」)は、今後、工場や自動車といった多様な産業用途への活用が見込まれており、我が国の競争力の核となり得る技術と期待されています。
NEDOは、本事業を通じて、ポスト5Gに対応した情報通信システム(以下、「ポスト5G情報通信システム」)の中核となる技術を開発し、我が国のポスト5G情報通信システムの開発・製造基盤強化を目指します。
なお、今回の公募においては、以下の研究開発内容に関する募集を実施します。
〔1〕ポスト5G情報通信システムの開発(助成)/(g3)競争力ある生成AI基盤モデルの開発(助成)
<概要>
生成AIは、従来のAIでは不可能だった、様々な創造的な作業を人間に代わって行える可能性があることから、産業活動・国民生活に大きなインパクトを与えると考えられており、ポスト5G時代のキラーアプリケーションとしても位置づけられます。
その生成AIの鍵を握るのは、基盤モデル開発です。基盤モデルは、生成AIを活用した様々なサービスを支える個別モデルを生み出すコアの技術基盤であり、基盤モデルの開発力の有無は、我が国における生成AIの利用可能性や創出するイノベーションの幅を決し得ることに繋がります。このため、日本として基盤モデルの持続的な開発力を強化していく必要があり、基盤モデルの開発力の底上げを図りつつ、企業等の創意工夫を促すことが重要であると考えられます。
他方、生成AIは黎明期であり、あらかじめ開発すべき基盤モデルや開発体制を特定することは困難でもあります。そのため、本公募では開発アイデアを広く募集した上で、支援対象を絞り込む形で基盤モデルの開発に取り組むこととします。
なお、本テーマの実施にあたっては、基盤モデル開発の加速にあたって重要である、知見の共有や客観的な性能評価の実施、良質のデータを確保する観点から、データホルダーとのマッチング支援、グローバルテック企業との連携支援やコミュニティイベントの開催、開発される基盤モデルの性能評価等を実施する者(開発加速支援者)を別途選定することとします。
<開発対象>
- 本事業で開発対象となるのは以下の基盤モデル開発とします。開発内容を提案時に明確にしたうえでご提案ください。
- フルスクラッチで開発するモデル
- 既存の基盤モデル(国内で開発された基盤モデルに限らない)を事前追加学習するモデル
- 国内で開発された基盤モデルをファインチューニングするモデル
- 「国内で開発された基盤モデル」とは、日本国内で登記され、かつ、日本国内に開発拠点を有する企業・大学等が開発した基盤モデルのことを指す。
- 本基盤モデル開発に併せて、社会実装を見据え、当該基盤モデルを元にした個別モデルやアプリケーションの開発を行うことは妨げない。
<計算リソースの利用について>
本事業で助成対象となる計算資源利用料は、GPUリソースとGPUリソース以外の計算リソースの費用が対象となります。提案時に、基盤モデル開発に必要な計算リソースの費用を計算リソース提供事業者と調整の上、計算リソースの種類、利用期間、費用等を申請書に記載し提出することとします。詳細は公募要領、または経済産業省から公開される計算リソース関連情報を参照ください。
(2)事業期間
研究開発開始時点から6カ月程度
2.説明会
下記のとおり説明会を開催し、当該事業の概要、提案にあたっての注意点等を説明します。説明会の参加は任意となりますが、応募を予定される方は可能な限り出席してください。出席を希望される方は、下記の日時までに、申込先の登録フォームに、ご氏名、電子メールアドレス、組織名を登録してください。
「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC)」に係る公募説明会
<参加申込方法>
- 申込期限:2025年3月19日(水)17時00分まで
- 申込先:申込はこちら
<説明会の日時、形式>
- 開催日時:2025年3月21日(金)10時30分開始(1時間程度を予定)
- 形式:オンライン開催(Microsoft Teamsでの開催となります)
- (オンライン参加URLは、申し込み(登録)後、ご登録いただいたメールアドレスへお送りします。)
3.応募方法等
本ページ最下の資料欄から必要な書類をダウンロードして、必ず受付期間内に下記Web入力フォームから、必要情報の入力と提出書類のアップロードを行ってください。ほかの方法(持参・郵送・FAX、メール等)による応募は受け付けません。提出期間直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出してください。
- 受付期間:2025年3月14日(金)~2025年5月8日(木)正午
- 提出先:Web入力フォーム
- 交付規程:ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業費助成金交付規程をご参照ください。
2024年度実施方針については後日2025年度の実施方針に更新予定です。
e-Rad
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。
なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
- e-Radへの登録に関するヘルプデスク
- 電話番号:0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
- 受付時間:午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)
4.問い合わせ
(1)公募の内容及び契約に関する問い合わせ
- AI・ロボット部
- 担当者:遠藤、桐島、萩原、本間、渡辺
- E-MAIL:post5g_generativeai_koubo[at]ml.nedo.go.jp([at]を@に変えてください)
(2)研究開発計画の内容に関する問い合わせ
- 経済産業省商務情報政策局情報産業課
- 担当者:杉之尾、近藤、古賀
- E-MAIL:bzl-geniac[at]meti.go.jp([at]を@に変えてください)
事業の内容及び契約に関する質問等は、2025年5月2日17時までに上記(1)宛てに受け付けます。
ただし審査の経過等に関するお問い合わせには応じられません。
5.その他
公募情報に関するお知らせはNEDO公式Xにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
資料
- 2024年度実施方針(379KB)
- 公募要領(助成)(534KB)
- (別添1)提案書フォーマット(187KB)
- (様式1)研究体制表(20KB)
- (様式2)積算用総括表(34KB)
- (別添2)主任研究者研究経歴書(65KB)
- (別添3)申請者情報(46KB)
- (別添4)ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況について(47KB)
- (別添5)事業開始年度の賃金を引き上げる旨の表明資料(任意)(39KB)
- (別添6)NEDO事業遂行上に係る情報管理体制等の確認票(技術流出防止措置対象_助成事業版)(142KB)
- (別添7)PMS申請情報確認シート(11KB)
- 提案用書類等チェックシート(36KB)
募集要項
技術・事業分野 | AI |
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プロジェクトコード | P20017 |
事業名 | 「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/競争力ある生成AI基盤モデルの開発(GENIAC)」 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
公募期間 | 2025年03月14日~2025年05月08日 |
問い合わせ先
AI・ロボット部
担当者:遠藤、桐島、萩原、本間、渡辺
E-MAIL:post5g_generativeai_koubo[at]ml.nedo.go.jp([at]を@に変えてください)
契約手続きについて
委託事業・補助・助成事業の契約手続きに関する情報を掲載しています。