予告「水素利用等先導研究開発事業」に係る公募について(予告)
2021年1月7日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集する予定です。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
本事業は、2040年以降という長期的視点を睨み、水素等の「カーボンフリーなエネルギーの新たな選択肢」としての地位を確立させることを目指しています。具体的には、再生可能エネルギーからの高効率低コスト水素製造技術、水素の長距離輸送、長時間貯蔵を容易にするためのエネルギーキャリア技術及び炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術の先導的な研究開発を行います。
研究開発項目〔1〕水電解水素製造技術高度化のための基盤技術研究開発
世界的な取り組みの高まりを受け、これまでの水電解技術開発の取り組みを継続するだけでなく、高性能・高耐久化を目指した水電解技術全般の強化・充実に取り組みます。また、水電解装置向け触媒及び膜材料開発の材料探索高速化や開発期間の短縮を達成するために世界をリードできるマテリアルズ・インフォマティクスを活用した解析プラットフォームを構築し、当該技術分野の競争力の向上に取り組みます。
研究開発項目〔4〕エネルギーキャリアシステム調査・研究
水素社会の実現にはベースロード以外のエネルギー需要と産業ニーズにも応えていく必要があり、大容量水素の確保には海外からの調達なしで考えることは難しい状況とされています。この観点から、エネルギーの貯蔵・運搬の観点は重要であり、ますます増加する電力需要に鑑み、エネルギー効率と経済性の高い貯蔵・運搬技術の高度化を実現するために、改めて科学に立ち返りつつも我が国の明確な社会実装の政策が示されている水素キャリア関連の基盤技術研究開発に取り組みます。
研究開発項目〔5〕炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術開発
地球環境に配慮する世界的動向から、需要が一層高まると考えられる二次エネルギーとしての水素利用は産業利用も視野に入れると量の確保が必要不可欠と考えています。そのような観点から、広く炭化水素等大量供給のポテンシャルのある原料を対象に水素を製造する技術開発に取り組むことは重要な課題の一つです。これまでの2年間の調査を踏まえて、水素製造技術の社会実装に向けた課題解決のための技術開発の強化・拡充に取り組みます。
(2)事業期間(予定)
2021年度~2022年度
(3)公募期間
2021年2月上旬~2021年3月上旬(最終日正午まで)の予定です。
2.説明会
2月上中旬頃に公募説明会を開催する予定です。
公募説明会の開催日時及び方法につきましては、後日NEDOホームページに掲載します。
3.応募方法等
公募要領等の詳細は、公募開始日にNEDOのホームページに掲載します。
e-Rad
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。
なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
- e-Radへの登録に関するヘルプデスク
- 電話番号: 0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
- 受付時間: 午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)
4.その他
公募時に過去のNEDO研究開発プロジェクトの実績調査をいたします。
本事業はNEDO知財方針適用プロジェクトです。
NEDO知財方針については以下のページを御覧ください。
本事業はNEDOプロジェクトにおけるデータマネジメント基本方針適用プロジェクトです。
NEDOプロジェクトにおけるデータマネジメント基本方針については以下のページを御覧ください。
応募状況等により、公募期間を変更する場合があります。公募期間を変更する場合は、NEDOホームページにてお知らせいたします。
公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
募集要項
技術・事業分野 | 燃料電池・水素 |
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プロジェクトコード | P14021 |
事業名 | 水素利用等先導研究開発事業 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
公募開始予定日 | 2021年2月上旬 |
問い合わせ先 |
次世代電池・水素部 燃料電池・水素グループ 担当者:原、後藤、高橋、原田、金子、高岡 |