Interview

中小・ベンチャー企業を支援。
目指すのは
チャレンジしやすい社会。

国内外のさまざまな分野・部門でキャリアを重ねてきた金子和生。
企業、大学、省庁などと連携するNEDOは、仕事の幅広さも魅力。
「若いうちは、専門に捉われず何にでも挑戦を!」と語る。

金子 和生

KANEKO Kazuo

イノベーション推進部 主幹
1993年入構
法学部 法律学科

1993 年、総務部に配属。以降、応用技術開発室、バンコク事務所、国際部、エネルギー対策推進部、経理部など多くの部門を経験しつつ、経済産業省や内閣府へも出向。現在はイノベーション推進部に所属。

法学部法律学科を卒業。日本の活力の源泉である技術力の向上に貢献したいと考え、NEDOを志望。組織の実施事業の技術分野が、非常に広範囲であることも魅力に感じている。

NEDOは組織自体が先進的で柔軟

資源も少なく国土も狭い日本の未来にとって「技術力」は重要なファクターだと思い、NEDOに入構しました。
新しい部署の立ち上げ、海外事務所への赴任など、幅広い仕事を一つずつ積み重ねたことが、現在の私の礎となっていると思います。前任者が不在で、ゼロからのスタートであることも多く、自分で居場所を作り、自分で仕事のやり方を考えるなど、いい経験になりました。
外部組織での職務経験は、さまざまな新たな気づきをもたらしてくれました。経済産業省への出向では、国という大きな視点から科学技術のあり方を考えることができました。また、内閣府でも、大学や研究開発法人のあり方、その中でのNEDOの立ち位置も確認できたと思います。
そこで強く感じたことは、NEDOはとても先進的な取り組みをしているということ。公的機関はお堅いイメージがありますが、NEDOは組織のあり方や仕事の取り組み方そのものが先進的です。例えば、使いにくい制度があれば使いやすく変えていく、能動的な組織だと思います。

チャレンジしやすい社会を目指して

現在私はイノベーション推進部に所属しています。中小企業やベンチャー企業に対する支援を行う部署で、管理職としてメンバーが働きやすい環境を作ることが私の仕事。中小企業やベンチャー企業への支援とは、技術開発の支援だけでなく、各社の技術がスムーズに事業化できるように、ネットワークや事業化のノウハウの紹介も行っています。また、支援期間終了後も毎年NEDOが主催する「イノベーション・ジャパン」というイベントで、事業者の成果を広く周知する機会を設けています。「研究段階」という“卵”から、「事業化」という“大ワシ”になって大空を羽ばたく――その成長をシームレスに支援しています。
日本企業の99%は中小企業。NEDOがあまたある中小企業に光をあてることで、きらりと光る、今までにない技術や製品を生み出すことも可能です。産業界や日本社会全体に「チャレンジしやすい土壌」を広げていきたいと思っています。

いろいろな経験をして
今の自分がある

NEDOでは様々な業務を経験することになります。経理部では数字が苦手だったので苦労もしましたが、この経験があるので、今の業務で中小企業の財務状況を見る際の勘どころがわかります。また、国際部では大企業と一緒に仕事をすることが多かった一方で、今は中小企業がほとんどです。いろいろなバックグラウンドの人たちと一緒に一つのことを目指すというのはNEDOの魅力の一つですが、特に私が大切にしているのは「目的の共有化」。みんなが仕事をしやすいように、目的地をはっきりさせることを心がけています。
民間企業や大学、省庁などと連携して、技術開発を推進するNEDOは、仕事の幅が非常に広いといえます。若いうちから自分の専門分野を決めずに、好奇心を持って何にでもチャレンジしてほしい。そのうちに、自分という枠が広がり、人として、また社会人として成長していることに気がつくと思います。
私は若い人たちに仕事を依頼する時は「自分で考えて、自分らしい仕事にしてほしい」という一言を添えることにしています。達成感のない仕事に面白さはありませんから。NEDOには自分らしくチャレンジできる環境があります。

ミライのトビラ

起業家・経営者とともに創る未来

NEDOイノベーション推進部では、ベンチャー・中小・中堅企業向け支援事業を積極的に行っています。具体的には、新エネルギーや電子・情報通信、省エネルギー、ロボット技術など幅広いナショナルプロジェクトに対して、研究開発型ベンチャーの支援、中小企業の研究開発成果の実用化・事業化などです。シーズ発掘から事業化まで、シームレスに支援を行うNEDOのプラットフォームで、それぞれのフェーズ・性質に合った支援を選べます。チャレンジしたい起業家・経営者と一緒に未来を創っていきます。